プロペシアの副作用:癌(がん)

プロペシアの副作用:癌(がん)


プロペシアで発生する可能性があるとされている重篤な副作用の中には「がん」があります。
ただし、プロペシアと癌の可能性はまだ分かってない部分があるのです。
プロペシア自体も、積極的にがんの副作用については表に出していません。

こちらでは、プロペシアの利用でガンが発生吸えるメカニズム、さらにプロペシアによってガンが発生する確率、最後に実際にガンが発生してしまった方がいるのであれば、その方の口コミ体験談を掲載します。

「薄毛の改善のために発毛剤のプロペシアを利用したいけど、副作用がよくわからないので迷っている」という方は必見です。

プロペシアによってガンが発生するメカニズムとは


・キノリンイエローに注目


正規品のプロペシアではなく、プロペシアのジェネリック医薬品に「フィンペシア」に使われている物質に発がん性がある、と話題になりました。
コーティング剤として、キノリンイエローという物質を使っていたのです。
その成分に発がん性があるから「がん」になる、と言われているわけです。

ただし、キノリンイエローにしても微量なので、どこまでこの情報に正確性があるかは不明です。

ちなみにプロペシアになると癌になる、といった報告が出てきた理由としてお笑いコンビに「雨上がり決死隊の宮迫博之さん」の件があります。
彼は胃がんになって、手術を受けて復活したわけですが、薄毛治療を受けて髪の毛が復活しましたよね。
その彼がプロペシアを利用しているのではないか、と言われていたわけです。
そして若くして胃がんになったので、「プロペシア=がんになる」といった噂が広がってしまいました。
彼は現在元気で全く心配のない状態のようですが、薄毛治療を受けている人にとっては恐ろしく見えたわけです。

プロペシアと胃がんの因果関係については分かっていません。
ちなみにプロペシアの開発と製造を行っているメルク社では「プロペシアと胃がんンの関係性を否定」しています。
大手の製薬会社が発表していることなので、プロペシア自体には胃がんのリスクを高めるようなことはない、と考えられます。
ただし、すべてのがんの発生に関わっていないわけではありません。

【キノリンイエローとは】
着色料です。
ただし、国内では法律で食品への添加が禁止されています。
要は、海外から取り寄せたものでなければ摂取する物質ではないのです。

フィンペシアに配合されていたキノリンイエローですが、現在では除去されました。
現在プロペシア系の薬剤でキノリンイエローを摂取することはありません。

・前立腺がんの発生とプロペシア


プロペシアの有効成分であるフィナステリドに関しては前立腺肥大症を改善させる薬効を持っています。
もともと前立腺肥大症を改善させるために開発されたものが発毛剤として転用されたのです。

そこで問題になってくるのが、前立腺への悪影響です。
因果関係は分かっていないのですが、プロペシアを摂取すると前立腺がんの確率がアップする、といった報告がされている事実もあります。
パーセンテージも公表されているので、次のテーマに掲載します。

プロペシアを飲むとなぜ前立腺がんの発生率が高まってしまうのかは不明である、というところも恐ろしいでしょう。
原因が分かっていないのに、なぜか癌になってしまうわけです。
さらにプロペシアには前立腺がんを見つけにくくする、といった作用があります。

前立腺検査では血清PSA濃度を調べることになります。
その濃度が高くなると前立腺がんの疑いが出てくるわけですが、プロペシアを服用していると、濃度が40%も減ることが分かっています。
前立腺の不具合の発見が遅れてしまうのです。
気づいたときには末期に近い状態に、ということも考えられます。

・乳がんの発生とプロペシア


国内の臨床試験では報告されていませんが、海外の臨床試験で報告されているのが乳がんの発生です。
乳がんとプロペシアの因果関係もよく分かっていません。
ただし、プロペシアを服用すると乳房障害が発生すること自体は確認されています。
乳房が女性化してしまったり乳頭痛が起こったり乳房痛や乳房不快感も報告されているのです。

プロペシアの有効成分であるフィナステリドには、乳房に対して何かしらの悪い影響を持っていることは間違いありません。

プロペシアによるがんの発生確率とは?


・高悪性度前立腺癌の発現率について


【フィナステリド5ミリグラムを7年間服用したケースの高悪性度前立腺癌の発生率】
・プラセボ群・・・1.1%
・フィナステリド5ミリグラム投与群・・・1.8%

※プラセボ・・・偽薬調査のこと、実際にはフィナステリドを与えずに副作用発生率を比較するなどのために実施している調査
※調査結果はプロペシアの添付文書より(参考:https://www.msdconnect.jp/static/mcijapan/images/pi_propecia_tab.pdf)

7年間という長期の調査であり、被験者の平均年齢が63歳です。
さらにプロペシアのフィナステリド0.2ミリグラムや1.0ミリグラムではなく、5.0ミリグラム投与なので、必ずしも上記の比率で前立腺がんになるわけではありません。
しかし、プラセボ群と比較すると、明らかにフィナステリドを服用している人の方が前立腺がんになりやすいことがわかっているのです。

プロペシアと似ているアボルブでも前立腺がんの報告があるので、そちらも掲載します。

【デュタステリド(アボルブ有効成分)を4年間の投与にしたケースの前立腺がん発生率】
・プラセボ群・・・0.5%
・デュタステリド投与群・・・1.0%

※アボルブの添付文書より(参考:http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00057014.pdf)

プラセボ群よりも前立腺がんの発生が2倍になったことがわかりました。
4年間という長期調査なので、ディタステリ度に関係なくがんが発生した可能性もありますが、プラセボ群よりも高い確率で発生していることは注目に値します。

ちなみにアボルブの前立腺がん調査に関しては白人を主体とした50歳から75歳を中心に実施しています。
ただしその中に日本人もわずかながらに含まれています。
日本人に前立腺がんが発生したかは公表されていません。

・男性乳がんの発現率について


【フィナステリド5ミリグラムを4~6年間服用したケースの男性乳がんの発生率】
・3,047例中・・・4例(約0.13%)

※調査結果はプロペシアの添付文書より(参考:https://www.msdconnect.jp/static/mcijapan/images/pi_propecia_tab.pdf)

フィナステリド5ミリグラムなので、必ずしもプロペシアを利用したときと同様の結果が出るとは限りませんが、報告例はある、と理解しておくべきです。

ただし、乳がんについてはあまり気にしないでも良いかもしれません。

「別の3,040例(平均年齢:64歳)の前立腺肥大症患者を対象としたプラセボとの 4 年間の海外臨床試験では、プラセボ投与群において 2 例の乳癌の報告があったが、フィナステリド 5 mg投与群ではみられなかった」(プロペシアの添付文書より抜粋)

上記のようなことも同時に掲載されているのです。
最初に紹介した臨床試験とほぼおなじ規模での調査で、男性乳がんは発生しなかったのです。
ですから、確率から見ても調査結果から見ても男性乳がんの発生についてはそれほど恐れる必要はなさそうです。

アボルブの男性乳がんの副作用についてもチェックしてみましょう。

【デュタステリド(アボルブ有効成分)を2~4年間の投与にしたケースの男性乳がん発生率】
・4,325例中・・・2例(約0.05%)

※もう1例乳がんが報告されているが、プラセボ群なので除外。
※アボルブの添付文書より(参考:http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00057014.pdf)

国内臨床試験での乳がんの報告は今のところありません。
アボルブに関しても乳がんの発生確率は極めて低い、と考えられます。
因果関係もよく分かっていないので心配する必要はなさそうです。

フィナステリド0.2ミリグラムであればガンの発生は抑えられる?


・関係ない可能性もある


プロペシアにはフィナステリド含有量が1.0ミリグラムタイプと0.2ミリグラムタイプがあります。
たしかに容量が少ないタイプを選択すれば、副作用位が出る確率は低くなる、ということも考えられます。
しかし、一説には0.2ミリグラムと1.0ミリグラムでは特段副作用の発症率に違いはない、ということも指摘されているわけです。

ですから、癌になりたくないからといって0.2ミリグラムの方を選択したとしても、フィナステリドの何らかの作用によって癌になってしまう可能性はあります。

正直なところ、プロペシアとがんの関係性が明らかにされるのはもう少しかかります。
そもそも副作用は10年や20年経って現れることも考えられるわけです。
もっとデータが揃わなければ、本当にプロペシアによってがんが発生するのか、それともしないのか、ということはわからないのです。

プロペシアの副作用【癌(がん)】に関する口コミ体験談


男なのに胸にしこりのようなものを感じて、おかしいと思って病院へ行ってみました。
触診では分からずに、エコー検査をしたところ腫瘍のようなものが見つかったとのことです。
組織検査をしたところ良性だったので一安心ですが、何が原因だか分かりません。
そう言えば最近になってプロペシアの利用を開始したんですよね。
やっぱり関係があるのかな・・・。
(30代半ばの男性)

前立腺の検査を受けたところおかしいとのことで、詳しい検査を受けることに。
特段大きな問題はなかったのですが、なんだか怖いです。
プロペシアを飲むと前立腺がんの発見確率が下がるとのことなので、もうやめたほうが良いのかな・・・。
ガンの発見が遅れたら大変ですもんね。
(40代前半の男性)

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