MSD社の調査報告に見るフィンペシアの副作用


フィンペシア使用における副作用


フィンペシアはAGA治療に用いられる医薬品です。
フィンペシアに限らず、医薬品を服用する際に気を付けなければならないのが副作用の問題です。
これは医薬品である以上、副作用は多かれ少なかれ必ずあります。
少し眠くなるなど軽い副作用であれば特段気にする必要もないかもしれませんが、体に重大な悪影響を及ぼすような事態だけは避けなければなりません。
ではフィンペシアの副作用について見ていきましょう。


プロペシアとフィンペシア


まずプロペシアと違ってフィンペシアは未認可の医薬品なので、厚生労働省による公的な副作用の説明を得ることはできません。
したがって具体的な副作用は、先述した通りインターネット上に寄せられる使用者のレビューや口コミを確認するか、使用者に直接使用感を聞くなどして情報収集するしかありません。
このような情報は実際に使用した上での感想なので、非常に参考になるところではあります。

例えばインターネット上では「副作用は今のところ特に無いね。ほんの少し動悸がする」「飲み始めてから体がだるくなった気がする」「髪のボリュームは確かに増えたけど、他の体毛も濃くなった」等々、さまざまな感想が見られます。

ただこのような意見はあくまでも個人的なものです。
その症状がフィンペシアに因るものとも限りません。


MSD社の調査報告に見る主な副作用


そこで参考にしたいのがプロペシアの副作用です。
プロペシアは国内で認可が下りているので、公的で客観性のある調査結果や科学的な知見が存在するからです。
もっとも、プロペシアとフィンペシアは別の製品ですが、主成分は共にフィナステリドであり、実態はほぼ同じものです。
国内のプロペシアのメーカーにMSD社という製薬会社があり、ここでプロペシアの副作用についての調査報告を見ることができます。
こちらを参考にして主な副作用を確認していきましょう。
こちらは同一の成分であり、プロペシアは認可されていない関係で説明等がないため、以下の「プロペシア」という表現は「フィンペシア」と同一と考えてください。

まず、肝機能障害のある方は注意が必要です。

プロペシアは、主に肝臓で分解されたあと排泄されます。
従って肝機能障害のある方はプロペシアの使用を慎重に行わなければなりません。
プロペシアが肝臓で分解されにくいと、中毒症状を起こす危険性があるからです。
ただ必ずしも重大な副作用を生じると確認されたわけではなく、注意喚起レベルとのことでした。
使用中何かしらの異常が認められた場合は、服用を中止してください。

次に、妊娠中及び妊娠の可能性のある女性は、絶対にプロペシアを使用してはいけません。
なぜならその女性が男の子を妊娠している場合、その男の子の生殖器の正常な発育に悪影響を及ぼす可能性があるからです。
同様の理由で、授乳中の女性も使用がNGとされています。
先の肝機能障害と違い、厳しい使用制限が設けられているので気を付けましょう。

そもそも、プロペシアは男性専用のAGA治療薬として製造されています。
女性への適応を目的としていません。
尤も女性にもAGAの症状は見られ、FAGA(女性男性型脱毛症)と呼ばれます。
しかし男性と女性ではホルモンの違いがあり、薄毛のメカニズムが異なるのです。
FAGAがAGAの女性版だからといって、安易に女性がプロペシアを使用するのは避けてください。

この他、プロペシアには勃起機能不全、射精障害、精液量減少、性欲減退など性関連の副作用が報告されています。
ただ、その割合は極めて低いです。
具体的には、勃起機能不全が全体の約0.7%、射精障害と精液量減少が約0.4%、性欲減退が約1.1%という調査結果でした。
やや性欲減退の割合が他と比べ高くなっていますが、それでも100人に約1人ですから、殊更神経質になるほどのことではないのかなという印象です。
またこれらを合計して、プロペシア使用者全体の3%から4%が、何らかの性的な副作用を起こしているということになります。
総じて性関連の副作用はレアケースと片付けて良さそうですが、それでも気になるという方は使用を避けた方が良いのかもしれません。


MSD社の調査報告に見るその他の副作用


また上記以外の副作用として、さまざまな種類の症状が報告されています。
例えば、そう痒症、蕁麻疹、発疹、血管浮腫などの過敏症や、睾丸痛、男性不妊症・粘液の質低下などの生殖器の異常、抑うつ症状、めまいなどです。
ただこれらの頻度はわかっておりません。
よって極めて稀であるとまでは断言できませんが、頻発するような症状でないことだけは確かです。
使用者それぞれの体質や家族計画の状況等を踏まえ、各自で使用を判断するべきだと思います。
例えばアレルギー体質の方やパートナーの出産を予定中の方、うつ病を患っている方などは多少のリスクを背負うことになるわけですから、このことは念頭に置く必要があります。

またMSD社の調査報告が副作用の全てを網羅しているわけでもありません。

まとめ


上記の症状以外にも、使用中体に違和感を覚えることがあれば、直ちに使用を中止しなければいけません。
そういった副作用についての詳細はAGA治療薬フィンペシアの説明とその副作用口コミなどでよく話題になるフィンペシアの副作用の記事にさらに詳しい副作用についての説明がございますので、是非併せてごらんください。

また、これらの副作用は決して小さいものではありません。
それらに少しでも不安を感じるのであれば、育毛剤の使用をお勧めいたします。

育毛剤にはそのような副作用は存在しないため、副作用のことを考えずに発毛を進めていくことができます。
そのため、まず初めに挑戦するのであれば副作用があるAGA治療薬ではなく育毛剤からスタートしたほうが良いでしょう。
それでもダメだった時に初めてAGA治療薬の使用を考えてみるのが良いかと思います。