薄毛対策用シャンプーにはどんな副作用があるのか?

発毛剤や育毛剤には副作用があります。発毛剤の中には重篤な副作用もあります。一方で育毛剤は重篤な副作用は報告されていませんが、危険性がある成分が含まれていることもあるのです。

最近話題になっている育毛系シャンプー(スカルプシャンプー)の危険性についてあまり語られることはありません。ですから安全なものだと思いこんでしまっている人もいるのです。

こちらでは薄毛に効くシャンプーに起こる可能性のある副作用についてお話します。これから育毛系シャンプーを利用しようと思っている方は必見です。また育毛シャンプーを利用し始めてから頭皮に問題が起こるようになった、ということを経験している方も要チェックです。

育毛系シャンプーでアレルギー系の副作用が起こる可能性あり


・植物由来成分でもアレルギーが起こるケースあり


アレルギーというものは様々なものが対象となっています。たとえば春になると多くの方が悩まされているのがスギ花粉です。目が痒くなったり、くしゃみが止まらなくなったりしますよね。よく考えてみましょう。スギ花粉に関しても、自然界にある成分です。自然界にある成分であったとしてもアレルギーは発生してしまうわけです。

育毛系シャンプー(スカルプシャンプー)にも様々な成分が配合されています。育毛に役立ってくれるような植物系の血行促進成分や保湿系の成分、さらに殺菌成分や抗菌成分も含んでいます。
それらの成分の中に、もしかするとあなたのアレルゲンが含まれているかもしれません。十分に注意しましょう。

・シャンプーにアレルギーが出る成分が含まれているとどうなるのか?


最も多い症状が頭皮の赤みです。シャンプーをする度に頭皮が赤くなるような状態になっている場合には、シャンプーの中にアレルギーを発生させる成分が配合されている可能性があります。

他にも痒みが発生することもあります。頭皮が痒くて痒くてしょうがない、というケースはシャンプーを変えてみましょう。もしもシャンプーを変えて痒みがなくなった場合には、以前使っていたシャンプーにあなたにとってのアレルゲンがあります。

一方でシャンプーによるアレルギー症状ですが、基本的には生命に関わるようなことはありません。皮膚から体内に成分が入り込んでいく、ということはほとんどないのです。ですから基本的に皮膚に何らかの状況が現れるだけです。

・シャンプーに含まれる成分でアレルギーを引き起こしやすいものとは?


・洗浄成分
・香料成分
・防腐剤成分


上記の3つのシャンプーに含まれる成分がアレルギーを引き起こす可能性が極めて高いです。
洗浄成分で特に注意したいのが、高級アルコールシャンプーと言われるたぐいのものです。石油系の界面活性剤を洗浄成分としているのですが、頭皮に対して悪い影響を与えます。刺激が極めて強く、アレルギーを引き起こすケースが多くなっているのです。
シャンプーの成分をチェックして「ラウリル硫酸〇〇〇〇」や「ラウレス硫酸〇〇〇〇」といった成分が配合されている場合には、アレルギーが発生しやすいので、特にアレルギー体質の人は注意しましょう。

香料についてはアレルギーが発生しやすいことが分かっています。自然な香料であればそれほど問題はありません。しかし合成香料などが添加されている場合には、アレルギーが発生しやすいことが分かっているのです。香料系の添加物のアレルギー発生率は10%を超える、といったこともいわれており注意を要します。

防腐剤はシャンプーの状態を維持するために配合されています。防腐剤も添加物の一種であり、「パラベン」や「フェノキシエタノール」が成分表に記載されている場合にはアレルギーが発生する可能性が高くなります。

※アレルギーが発生する成分としては他にも「ハーブ」があります。シャンプーには〇〇エキスといったハーブが多く見受けられるのです。髪の毛や皮膚にも良い印象があると思いますが、ハーブでも痒みや炎症のアレルギーが発生する可能性があります。香料や防腐剤と比較すると、圧倒的にリスクは小さいですがハーブアレルギーがある方は要注意です。

・シャンプーによるアレルギー症状の対処方法とは?


アレルギーに関しては有効な対策方法はありません。勝手に治るということは考えにくいのです。しかもアレルギーは発生する度に重篤化していく、という傾向があります。

シャンプーを使ってアレルギーが発生してしまった場合には、そのシャンプーの利用をストップする他ありません。

ちなみに抗アレルギー作用(抗ヒスタミン作用)のある成分を含んでいるシャンプーを利用する、という方法もあります。ただし局所療法的なものであり、アレルギーを完全に抑制させることは出来ません。症状を緩和させる効果しかないのです。
アレルギーが発生する成分を早めに突き止め、その成分が含まれているシャンプーは避けてください。

【抗アレルギー(抗ヒスタミン)系の効果がある成分例】

・セサミン
・ルイボス
・シソ
・ガンマ・リノレン酸(γリノレン酸)
・田七人参(サポニン、フラボノイド、有機ゲルマニウム)
・甜茶
・クマザサ
・乳酸菌
・プラセンタ
・カテキン
・DHA、EPA
・ビタミンなど

※「苦しいアレルギー性鼻炎のための健康食品ガイド」の「アレルギー性鼻炎に効果のある成分」(http://www.allergic-bien.com/constituent/)と「その他」(http://www.allergic-bien.com/constituent/others.html

育毛系シャンプーで乾燥の副作用が発生する恐れあり


・洗浄力が強すぎると頭皮の潤いがなくなってしまう


育毛系のシャンプーには「脂性肌用(オイリー肌用)」と記載されているものがあります。そのシャンプーには、極めて強い洗浄成分が配合されているのです。脂性肌の方は頭皮に大量の皮脂があります。その皮脂が残ってしまうと、頭皮に菌が大量繁殖して炎症やかゆみなどを発生させてしまいます。

だからといって洗浄力が強いシャンプーが良いわけではありません。洗浄力が強いということは、頭皮の皮脂を奪い去ってしまうことを意味しているのです。
頭皮の皮脂は薄毛に悩んでいる方にとっては悪者のようなイメージがあるかもしれません。確かに皮脂が大量にあると大きな問題が発生してしまうこともありますが、実は天然の保湿成分なのです。皮脂があることで、頭皮が状態を保っているわけです。

特に重要な役割を果たしているのは、毛穴の奥にある皮脂です。皮膚の最深部で保湿的な効果を果たしています。皮膚を守っている、といった言い方をしても良いかもしれません。
洗浄力の強すぎるシャンプーは、その必要不可欠な皮膚の最深部にある皮脂まで奪い去ってしまいます。頭皮がカラカラに乾燥してしまうのです。

・頭皮が乾燥するとどうなってしまうのか?


皮膚は保湿されていなければ、外部からの刺激に圧倒的に弱くなります。ちょっとした刺激が加わるだけで、炎症を越してしまうおそれもあるのです。
紫外線にも弱くなります。すぐに頭皮が日焼けしてしまい、皮が向ける、といった状態になってしまうこともあります。

皮膚が正常な状態にならないと、健やかな髪の毛は生えてきません。皮膚の補修にどんどんと栄養が利用されてしまうのです。本来であれば、髪の毛の成長に利用され得るべき栄養が皮膚の補修に回されてしまうので髪の毛が細くなります。成長も鈍化し、短い毛や細い毛ばかりになってしまうかもしれません。

・どんなシャンプーに乾燥する恐れがあるのか?


・高級アルコールシャンプー
・石鹸シャンプー


強力な洗浄成分が配合されているシャンプーには乾燥が起こる可能性があります。特に注意すべきは上記した高級アルコールシャンプーと石鹸シャンプーなのです。

高級アルコールシャンプーには石油系の界面活性剤が含まれており、頭皮の皮脂を一気に洗い流してしまいます。頭皮の刺激も強い洗浄成分なので、育毛系のシャンプーとして用いるのは適していません。

石鹸シャンプーで問題になるのはペーハー(pH)です。石鹸シャンプーのペーハー(pH)はアルカリ性です。一方で頭皮のペーハーは弱酸性なのです。弱酸性の頭皮にアルカリ性の石鹸シャンプーが触れると、「毛穴が開く」といった減少が起きるのです。
毛穴が開くことで、石鹸シャンプーの洗浄成分萌穴の奥にまで入り込みます。前述した皮膚の最深部で保湿に役立っている皮脂まできれいに洗い流して乾燥をもたらしてしまうわけです。

ちなみにアルカリ性は髪の毛にも悪い結果をもたらします。髪の毛も弱酸性なので、アルカリ性に触れるとキューティクルが開いてしまいます。髪の毛がごわついて櫛通りも最悪になってしまうのです。
キューティクルを閉じるためには酸性のリンスを用いる必要があります。リンスは薄毛の人には特に必要なものではありません。頭皮の残ると頭皮環境が悪化し薄毛が進行する恐れもあります。

・シャンプーによる乾燥の対処方法とは


幾つかの方法がありますが、まずは洗浄力の弱いシャンプーを利用する、ということです。もともと乾燥肌の方は洗浄力の強いシャンプーを利用する必要はありません。洗浄力が弱いような、たとえば赤ちゃんが利用するような安全性の高いシャンプー(無添加シャンプー)を利用する、といった方法があります。

もう一つ注目してほしいのが、保湿成分の配合されているシャンプーを利用する、という方法です。洗浄力が強いとひしがなくなってしまうので乾燥してしまうわけです。その皮脂の代わりに保湿成分を頭皮に与えてあげるわけです。
ただしシャンプーに含まれている保湿成分ですが、すすぐときに頭皮から流出してしまいます。ずっとその場にとどまっているわけではないので、あまり効果が高いとはいえません。

【シャンプーに配合されている保湿系の効果がある成分例】

・ベタイン(トリメチルグリシン)
・アルギニン(L-アルギニン)
・PCA-Na(DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液)
・グリセリン、BG(1,3-ブチレングリコール)
・ペンチレングリコール(1,2-ペンタンジオール)
・PG(プロピレングリコール)
・トレハロース
・ラフィノース
・ラウロイル加水分解シルクNa

※「[シャンプーのメカニズム]保湿成分 シャンプー de 毛髪・頭皮ケア」の「シャンプーと保湿性」(http://shampootree.blog122.fc2.com/blog-category-6.html)より

最も効果的な保湿方法としては、シャンプー後に育毛剤を利用する、という方法です。育毛剤には必ずと行ってよいほど保湿系の成分が配合されています。頭皮環境を良くするためには必須の成分だからです。
育毛剤はシャンプーとは異なっており、頭皮の塗布したままです。保湿成分が頭皮に対して保湿効果を発揮し続けてくれます。

【育毛剤に配合されている保湿系の効果がある成分例】

・チェリモヤ果実エキス
・キュウリ果実エキス
・加水分解オクラ種子エキス
・アムラ
・シカカイ
・ハスエキス
・ヒアルロン酸
・オタネニンジンエキス
・みかんエキス
・アロエエキス
・マツエキス
・アセロラエキス
・ヒオウギエキス
・ジオウエキス
・プラセンタエキス
・コラーゲン
・レモンエキスなど

育毛系のシャンプーで脂性肌系の副作用あり


・なぜ育毛シャンプーで脂性肌になってしまうのか?


二つの原因が考えられます。

・育毛系のシャンプーの洗浄力が弱いケース
・育毛系のシャンプーの洗浄力が強すぎるケース


全く違う原因が同じ脂性肌系のリスクをもたらしてしまう、ということに首をひねっている方も多いでしょう。1つずつ説明します。

【洗浄力の弱さが脂性肌をもたらすメカニズム】

こちらは単純です。
洗浄力が極めて弱いシャンプーだと、洗髪をしたとしても頭皮には皮脂が残ったままになってしまいます。シャンプーしたのに頭皮がスッキリとしないような状態になってしまうわけです。

シャンプーが終わって少し経つと新たに皮脂が出てくるので、頭皮がギトギトになってしまいます。髪の毛にボリュームがなくなってしまう原因にもなってしまうので注意しましょう。

【洗浄力の強さが脂性肌をもたらすメカニズム】

洗浄力が強すぎることで、かえって脂性肌になってしまうことがあります。
お湯で顔を洗った後に、ローションなどを付けないでそのままにした経験はありませんか?その後のお肌はどうなったでしょうか。乾燥でパリパリしてしまったという方もいれば、ギトギトしてしまった、という方もいるでしょう。
実は皮膚は乾燥状態になると、その状況を解消しようとします。要は皮脂腺に対して「乾燥しているから危険!」「すぐに皮脂を出して!」といった司令が出されてしまうのです。

洗浄力が強いシャンプーを利用すると、頭皮から皮脂が除去されます。乾燥状態になるので、皮脂腺が活性化して大量に皮脂を出してかえって脂性肌になってしまう、というメカニズムです。

・シャンプーによって脂性肌になるとどうなってしまうのか?


頭皮環境の悪化と髪の毛のボリュームのダウンという副作用が出てしまいます。

皮脂があることで頭皮に菌が大量に繁殖し、炎症を起こしてしまうのです。かゆみを発生させることもあります。脂性肌で頭皮に赤みがあったり湿疹があったり、という方はシャンプーが原因いなっているおそれもあるので注意しましょう。

頭皮が脂でギトギトになっていると、髪の毛がふんわりとはしません。頭皮に張り付くようになってしまいます。帽子をかぶったあとのようなボリュームがダウンしているような状態になってしまうわけです。

・どんなシャンプーで脂性肌になってしまうのか?


どんなシャンプーでも脂性肌になってしまうリスクがあります。

シャンプー後も皮脂が頭皮に残ることによって脂性肌になるケースは、洗浄力が弱いシャンプーを使っている可能性が高いです。たとえば「無添加シャンプー」や「アミノ酸シャンプー」です。

シャンプー後に一時的に乾燥肌になることによって脂性肌になっているケースは、洗浄力が強いシャンプーを使っている可能性が高いです。たとえば「高級アルコールシャンプー」や「石鹸シャンプー」です。

・乾燥による脂性肌の対処方法は?


自分の頭皮環境にマッチングしたシャンプーを利用することです。

・元々が脂性肌の方・・・洗浄力があるシャンプー
・元々が乾燥肌の方・・・洗浄力が弱いシャンプー


また洗浄後にどうしても乾燥肌になってしまうことで脂性肌になってしまう方は、シャンプー直後に育毛剤で頭皮を保湿してやることもおすすめです。
シャンプーで皮脂がなくなったとしても、すぐに育毛剤で保湿してあげれば、皮脂腺が活性化することはありません。