植毛の種類とは?FUT法とFUE法ってなんだ?

植毛の種類は大きく分けると、自毛植毛と人工毛植毛があります。ただし、現在では人工毛植毛はほとんど行われなくなりました。頭痛などの生活に支障をきたすような副作用があるからです。

こちらでは植毛を行っている方の多くが選択している自毛植毛の種類について解説します。自毛植毛にはFUT法とFUE方といった植毛の種類がメインとしてあります。今回はその二つの植毛方法の種類について詳しく解説します。
ただ、その二つの植毛方法以外にも幾つかの植毛方法があるので、それらもあわせてお話していきます。

自毛植毛を軽膜しているけど、どのような植毛法があるのかわからない、とい方は必見です。

植毛方法その1|FUT法とは?


・毛穴単位で植毛する方法


FUT法は、比較的以前から行われている植毛の方法となっています。我々の髪の毛は、毛穴から生えているわけですが、その毛穴単位で植毛することになるのです。
毛穴には1本から4本程度の髪の毛が生えています。ですから、毛穴ごとに1本から4本ずつ薄くなっている部位に対して植毛する技術の事を指しています。

メスを使う植毛方法でもあります。

・定着率は高いのか?


FUT法は定着率が高い植毛方法となっています。
一般的に85%から95%の毛が定着すると言われているのです。ですから、1,000株を植毛した場合には850株から950株は定着してくれる、ということになります髪の毛を無駄にしないで済むタイプの植毛方法、といっても良いかもしれません。

・デメリットはないのか?


FUT法には注意すべきデメリットが幾つかあります。
まず注目しなければならないのが傷跡です。後頭部や側頭部に一直線に傷がついてしまうのです。メスを使って皮膚を切って毛を採取していくことになるので、刈り上げにした時や坊主などにした場合には、頭皮に傷跡が見えてしまう恐れもあるわけです。
今後の髪型に関してはかなり成約を受けやすい、というデメリットは覚えておきましょう。

・仕上がりはどうなのか?


仕上がりは問題ありません。自然な仕上がりを実現してくれます。
ドクターの技術力にもよりますが、毛穴に生えている髪の毛の本数などを考えて、自然なグラデーションになるように植毛してくれることが一般的です。

たとえば、生え際に関しては毛穴に生えている髪の毛の本数が1本から2本のものを選びます。一方で。頭頂部に近づくに連れて、毛穴に3本から4本と多くの毛が生えているものを移植するようにするわけです。
基本的に生え際の髪の毛はフサフサの方であったとしてもそれほど本数が多くないことが一般的です。
FUT法は毛穴単位で植毛することになるので、髪の毛の自然なグラデーションがつけやすい、といったメリットが有るわけです。

・FUT法の価格とは?


【紀尾井町クリニックのケース】

・ドナー採取面積(1.0平方センチメートル)・・・270,000円
・ドナー採取面積(3.0平方センチメートル)・・・378,000円
・ドナー採取面積(5.0平方センチメートル)・・・486,000円
・ドナー採取面積(7.5平方センチメートル)・・・540,000円
・ドナー採取面積(10.0平方センチメートル)・・・648,000円
・ドナー採取面積(12.5平方センチメートル)・・・756,000円
・ドナー採取面積(15.0平方センチメートル)・・・864,000円
・ドナー採取面積(17.5平方センチメートル)・・・972,000円
・ドナー採取面積(20.0平方センチメートル)・・・1,080,000円

※紀尾井町クリニックのホームページより抜粋(参考:http://www.nhtjapan.com/price/donor.html

FUE法と比較すると、価格は低めの設定となっています。

植毛方法その2|FUE法


・パンチという器具を使って毛をくり抜く方法


FUT法はメスを使う施術方法です。一方でFUE法に関しては、メスを使わずにパンチと呼ばれる傷を利用します。直径1ミリ前後の器具なのですが、その器具を利用して毛根をくり抜きます。

メスを使わないので、後頭部や側頭部の傷跡が目立ちにくい、といった方法になります。メスを使わないので、もちろん縫合をする必要もありません。

ただし、FUT法と比較すると毛を採取するのにどうしても時間がかかってしまいます。一度に大量の植毛ができず、広範囲の植毛を希望している方には向いていない、といった特徴があるわけです。

・定着率は高いのか?


ドクターの技術力に大きく左右されてしまいます。
FUE法は、毛根の切断率がとどうしても高くなってしまいます。ですから、熟練したドクターでなければ、その切断率は20%から50%になるとされているのです。要は、定着率が50%程度にしかならない、ということも考えられるわけです。

一方でFUE法に慣れている熟練のドクターであれば、毛根の切断率は5%から8%にとどまるとされているのです。ですから、良いドクターがいる医療機関であれば心配することなく施術が受けられます。

・デメリットはないのか?


ここまで紹介したように、施術に時間がかかってしまうということ、さらに定着率にもちょっとした問題がある、という部分は覚えておかなければなりません。

傷跡についてもメスを使わないので目立ちにくいことは確かですが、坊主にしてしまうとかえって目立つケースもあります。パンチという器具で毛根をくり抜いているので、1ミリ程度の大きさの白い米粒状の傷跡が残ってしまうのです。ですから、今後坊主にしたい、といった希望を持っている方には適していません。
さらに多くの毛を採取する場合には、効率的にするためにもドナーの採取場所を短く刈り上げなければなりません。植毛後のヘアスタイルに困ってしまうことも考えられるわけです。

・最新のFUE法について


実は、ロボットを利用して毛髪をくり抜く技術がすでに実用化されています。
ドクターが毛をくり抜くと、どうしても技術力に定着率が左右されてしまうことは述べました。しかしロボットであれば、ドクターの技術も関係なく、定着率が高い状態を確保できるわけです。
さらにロボットだと、手術時間が短時間で済む、といったメリットも得られるのです。

・FUE法の価格とは?


【紀尾井町クリニックのケース】

・100株植毛するケース・・・320,000円
・200株植毛するケース・・・440,000円
・400株植毛するケース・・・680,000円
・600株植毛するケース・・・920,000円
・800株植毛するケース・・・1,160,000円
・1,000株植毛するケース・・・1,400,000円

※紀尾井町クリニックのホームページより抜粋(参考:http://www.nhtjapan.com/price/kioifue.html

その他の植毛方法について


・ニードル植毛について


植毛針というものを利用します。美容先進国である韓国で開発された植毛方法であり、針で穴あけと植え込みを同時に行います。
仕上がりがものすごくきれいになることでも知られていますが、一つひとつを丁寧に植毛していくことになるので、本数が多くなると対応できなくなってしまいます。
さらに株分けなどにも時間をかけてしまうことになるので、少ない本数の植毛にのみ適している方法なのです。

※ニードル植毛は国内にもすでに入っており、多くのクリニックで採用されています。

・パンチ・グラフト植毛について


1960年以降から行われている比較的古いタイプの植毛方法です。
高密度で植毛ができないので、スカスカの状態になりやすく、さらに傷跡も残りやすいということであまり利用されなくなりました。さらに生え際が不自然になってしまうこともあり、前頭部の薄毛の方の利用には適していません。

・機械式植毛


ドナーの株分けと植え込みを機械によって行う方法です。
植毛の手術には株分けなどに人手が多く必要ですが、機会式の場合は人手が少なくても植毛が可能です。

ただし、髪の毛1本1本の異なる毛根の向きを無視して機会的にドナーの採取を実施します。ですから、毛根を切断してしまう確率が極めて高いのです。

移植後の頭皮が凸凹になってしまったり、密度にも問題が生じてしまうなどデメリットも多く現在ではあまり行われていません。

おまけ|人工毛植毛について


・合成繊維で作った毛を頭皮に植え込む


人工毛植毛は自毛植毛と異なり、毛の採取をする必要はありません。合成繊維(ナイロンやポリエステルなど)で作った髪の毛を頭皮に植えていくだけ、といった内容になっているわけです。

人工毛植毛のデメリットは、植毛した毛が抜けてしまう、という部分です。我々の身体に廃物を排除する免疫機能が備わっています。人工毛はもちろん我々の身体にとっては異物となります。ですから、数年で全てが抜けてしまうわけです。

仮に人工毛を維持しようとすると、年に1回から2回程度の施術を受け続けなければなりません。費用もかさみますし、身体にも大きな負担となってしまうわけです。

一時的な薄毛のカモフラージュといったことで行なうのは良いかもしれませんが、薄毛を長期的に改善していきたい、ということを考えているのであればあまりおすすめできない植毛方法です。

※日本では人工毛植毛は認められていますが、アメリカなど海外の国では人工毛植毛が禁止されていることもあります。

・人工毛植毛の費用


【ニドークリニックのケース】

・100本植毛したケース・・・26,000円
・500本植毛したケース・・・130,000円
・1,000本植毛したケース・・・260,000円
・1,500本植毛したケース・・・390,000円
・2,000本植毛したケース・・・520,000円
・3,000本植毛したケース・・・780,000円
・4,000本植毛したケース・・・1,040,000円
・5,000本植毛したケース・・・1,300,000円
・6,000本植毛したケース・・・1,560,000円
・7,000本植毛したケース・・・1,820,000円
・8,000本植毛したケース・・・2,080,000円

※ニドークリニックのホームページより抜粋(参考:http://www.nido.com/price/jinkoumou.html