増毛の副作用とは?~薄毛の進行や頭皮環境の悪化について~

発毛剤には医薬成分が配合されており、重篤な副作用が発生してしまう恐れがあります。育毛剤に関しても、リスクはそれほど高くはないと行っても肌トラブルと行った一定の危険性があるのです。

そこで危険性がない薄毛の対処方法として増毛を選択する人が少なくありません。しかし増毛に関しても副作用があるのです。

今回は増毛をするとどのようなリスクがあるのか、ということを明らかにしていきます。

増毛の利用を前向きに検討している、という方は必見です。

毛根に負担をかけてしまう可能性がある


・毛根が弱まってしまうケースあり


増毛法には、自毛を活かしたものが多くあります。たとえば結毛式に関しては、髪の毛に対して人工毛を結びつけていくわけです。編み込み式に関しても自分の髪の毛を編み込んでいくことになります。

結毛式に関しては、髪の毛に対して人工毛をつけていくので、自然と髪の毛に重さがかかります。もちろん軽いので基本的には問題ありません。しかし、薄毛が進行しているということは、その人工毛を結ぶ自分の髪の毛も弱くなっている可能性があるわけです。ちょっとした比重によって、髪の毛が抜けやすくなってしまうかもしれないわけです。
さらに結毛式に関しては髪の毛をとかすときにクシに人工毛が引っかかってしまい、脱毛する原因を作ってしまいます。

編み込み式に関しても、自分の髪の毛と人工毛を編み込んでいく事になります。自分の髪の毛が物理的な影響によって引っ張られてしまう、といった可能性も否定出来ないわけです。

編み込み式に関しては多くの自毛を利用するので、一定量が抜けてしまったとしてもすぐに増毛がおかしくなることはありません。しかし脱毛しやすくなってしまえば、いずれは増毛が出来なくなってしまう恐れもあります。
結毛式に関しても毛根が引っ張られて髪の毛が抜けてしまえば、人工毛も一緒に抜けてしまうわけです。一本の髪の毛に4本の人工毛を付けていたら、一気に5本も抜けてしまうことになります。
さらに毛が抜けたあとになかなか生えないような状況になってしまえば、増毛がしにくい状態になってしまうわけです。

・毛根が弱まることによって薄毛が進行する


機械性脱毛症や牽引性脱毛症、といった言葉もあります。
髪の毛が引っ張られることによって毛根が弱くなり、髪の毛が抜けやすくなって薄毛になってしまうのです。

たとえば女性でも生え際や分け目などが薄くなっている人もいるでしょう。そういった方は髪型などによって毛根が負担を受け、髪の毛が抜けやすくなってしまい薄毛が発症してしまったわけです。
そのような状況と同じようなことが増毛によっても引き起こされる可能性がある、ということは理解しておきましょう。

増毛と頭皮トラブルの関係性


・接着式増毛法と頭皮トラブル


接着式増毛法に関しては、髪の毛が植え付けてあるシートを頭皮に接着するわけです。その接着剤とお肌の相性が悪いと炎症やかぶれ等が発生する恐れがあります。

接着剤は特殊なものとなっており、危険性はそれほど高くはないとされています。しかし、接着すると2週間から3週間はそのままとなります。さらに継続的に利用していくことになるわけです。その間ずっと頭皮の状態が一緒という事はありえません。
頭皮環境が悪化しているときに接着剤によってさらに状態が悪化してしまう、といったことも十分に考えられるわけです。

・蒸れが発生する可能性について


近年の増毛法は、蒸れというものに対する対処はある程度されています。通気性がある程度確保されているので、汗や皮脂などで頭皮が蒸れている状態になるケースは少なくなりました。

しかし、それでも自分だけの髪の毛である場合と人工毛ついている状態とを比較すれば、増毛しているときのほうが頭皮の蒸れやすいことは間違いありません。

頭皮が蒸れてしまうと、菌が繁殖します。お肌の上にいる雑菌ですが、湿気を餌としているのです。汗や皮脂といったものがお肌の上にたくさんあるとそれらを分解して次々と数を増やしていきます。
菌が大量繁殖してしまうと、お肌は負担を受けてしまいます。結果、炎症やかゆみといった状況を産んでしまうわけです。

・頭皮ニキビが発生する恐れもある!


ニキビはアクネ菌という菌によってもたらされます。アクネ菌が増えてしまうことで、ニキビの炎症が起こってしまうわけです。

そのアクネ菌も皮脂や汗といったものを餌として繁殖します。増毛によって頭皮が蒸れやすい環境になってしまえば、ニキビが発生してしまうこともあり得るのです。

・頭皮トラブルが発生するとどうなってしまうのか?


頭皮トラブルが発生すると、地毛が生えにくい状態になってしまいます。

たとえば炎症が起きてしまうと、血液の中に入っている栄養素は皮膚の修復に利用されることになるわけです。本来であれば髪の毛の生成に利用すべきものが皮膚の損傷をカバーするために利用されることになるので、髪の毛の成長スピードが鈍化してしまいます。
ひどい場合には髪の毛が生えてこなくなることも考えられるわけです。

増毛をしたことで頭皮トラブルが発生しやすくなった、という方は更なる薄毛の進行が起こることもあります。増毛を実施したら、定期的に頭皮を確認して問題が発生していないかを確かめましょう。

シャンプーが面倒になってしまう可能性あり


・地肌が洗いにくい


特に編み込み式については、人工毛で土台を作っています。そこに自毛を編み込んで固定しているわけです。

人工網の土台に関しては一定の通気性はありますが、シャンプーをしてもなかなか地肌がきれいにならない、といった特徴を持っているわけです。荒いにくさ、というものも生まれてしまい、洗うときのコツをつかむには時間がかかってしまいます。

仮にシャンプーをしっかりと行わないような状態が続いてしまうと、地肌の汚れが取れなくなってしまいます。地肌の汚れが取れないと強い臭いを発生させてしまうかもしれません。皮脂なども残ることになるので、菌お大量繁殖を招き頭皮トラブルが発生することもあるのです。

その他の増毛法の問題点


・薄毛を根本的に解決するものではない


そもそも増毛というものは一過性の対処方法なのです。

増毛をしたとしても、そのまま維持できるわけではありません。増毛に利用するのは人工毛です。徐々に状態が悪化していき、消耗して劣化してしまうわけです。定期的に付け替えていかなければなりません。

そもそも男性で増毛を行おうとしている方のほとんどが男性型脱毛症(AGA)です。AGAは進行性の薄毛であり、最終的には前頭部から頭頂部まで禿げ上がってしまいます。最初は前頭部や頭頂部だけに増毛していれば良いかもしれません。しかし、徐々に増毛する範囲が広くなっていくわけです。コストもかさんでしまい、増毛による対処も限界を迎えていきます。

もしかしたら増毛にかかる費用というものも「増毛のリスク」に加えても良いかもしれません。年間で数十万円という金額が半永久的にかかってしまうのです。

たと言えば育毛剤であるとか発毛剤であるとか植毛といったものは、薄毛を根本的に解決できる可能性があります。自分の髪の毛が生えてくる可能性もあるわけです。植毛に関しては、植毛した部位から高い確率で髪の毛が生えてきます。
増毛に関しては生えているようにカモフラージュするだけであって、しかもそのカモフラージュしている毛は人工毛なのです。

たしかに増毛をすれば地肌は毛で覆われるかもしれません。しかしどことなく「不自然なのではないか?」といった気持ちが生まれてしまうことも否めません。精神的な副作用、という面に目を向けることも必要です。

気軽な増毛!?エクステンションには副作用はないのか?


・毛根に負担をかけてしまう


女性がおしゃれのためにエクステンションを利用している例も多くなりました。実は男性が薄毛を隠すために利用することも出来るのです。しかし、そのエクステンションにも副作用があります。

エクステは髪の毛につけることになるので、毛根に比重がかかって負担となってしまいます。毛根が弱る原因になってしまうのです。

※エクステの副作用に関しては「ハゲラボ ハゲや薄毛の対策・治療のための総合研究サイト」の「増毛エクステのデメリットまとめ【口コミあり】」を参考にしました(参考:https://hagelabo.jp/articles/zoumou-extension-merit-demerit#item-317858

・専用ノリに問題あり


エクステは強力な接着剤を利用します。1日で撮ってしまうものではなく、継続して利用していくことになるからです。ただし、その専用ノリでアレルギーが発生してしまう恐れがあります。

もちろんエクステは地肌につけるわけではないので、頭皮に専用ノリがつかなければ大きな問題にはなりません。しかしエクステを付けるときに誤って頭皮にべっとりと塗ってしまうことも考えられるわけです。特に最初はエクステを付けるのも慣れていません。専用ノリの一部が頭皮に付着してしまうことも十分にありえるわけです。

まとめ


以前に比べて増毛の副作用は少なくなりました。
通気性の面でも改善されています。以前は通気性が圧倒的に悪く、ちょっと装着しただけでも頭皮が蒸れて痒みが発生していたこともありました。

確かに改善はされていますが、だからといって増毛に副作用がないわけではありません。ここで紹介したように、毛根に対する負担や頭皮トラブルというものがあるのです。薄毛をさらに進行させてしまう可能性だってあります。

増毛をおこなうのであれば、リスクも理解して実施すべきです。

仮に自分の髪の毛を復活させたい、といった気持ちが少しでもある場合には増毛はおすすめできません。増毛は育毛や発毛といったものを諦めた方用のものでもあるのです。

もちろん増毛をしながら育毛剤を利用したり発毛剤を利用したり、といったことも可能です。しかしここまで紹介したよう、に髪の毛に負担をかけたり頭皮にも負担をかけたりしてしまうのが増毛です。育毛や発毛とは逆行していることにもなるので、増毛と育毛や発毛との併用には意味がありません。自分の髪の毛を復活させたいのであれば、育毛や発毛だけを行なうべきです。