はげ治療の種類を徹底解説|発毛剤・育毛剤・シャンプー・サプリメントなど

はげ治療の種類はたくさんあります。その中から適切なものを選択していく、ということが極めて重要なわけです。自身の薄毛の原因などにマッチングしていない治療方法を選択しても全く意味がありません・

こちらでははげの治療方法として実際に選択されているものを幾つか紹介していきます。さらにそれらの治療方法にはどういった効果が期待できるのか、ということも併せてお話します。

薄毛に悩んでおり何かしらの対策を立てたい、と思っている方は必見です。

はげ治療の種類その1|発毛剤


・発毛剤とは?


医学的に薄毛に対する効果がある、と認められているものです。厳密には育毛効果ではなく「発毛効果」がある、とされているものなのです。

臨床試験を経ているので、実際に多くの方に効果が期待できます。しかしその作用の強さから、副作用が発生する可能性も極めて高いので注意しなければなりません。

発毛剤に関しては、以下の二種類あります。

・内服タイプ
・外用タイプ


基本的に内服タイプのほうが発毛効果は高いとされていますが、身体に対する負担も大きいので、あえて外用タイプを利用しているという方もすくなくありません。

・発毛剤「ミノキシジル」の効果とは?


髪の毛が発毛します。
血行不良と男性型脱喪章に対する効果が期待できます。

※誰にでも効果があるわけではありません。

ミノキシジルには外用タイプと内服タイプがあります。
内服タイプとしては国内では「リアップ(リアップX5)」が有名であり、海外では「ロゲイン」や「カークランド」、さらに「ポラリス」などが有名です。
内服タイプですが、「ミノキシジルタブレット」というものです。ミノキシジルタブレットは降圧剤(血圧降下剤)として利用されているものであり、国内では未認可となっています。

ミノキシジルですが内服タイプであろうと外用タイプであろうと、基本的に血管を拡張する作用があります。血管を拡張することで血行を良くし、髪の毛を作るための栄養をたっぷりと補給していくわけです。

血行不良に寄る薄毛に対して特に高い効果を与える事がわかっていますが、男性型脱毛症(AGA)に対しても高い効果があることが分かっています。
男性型脱毛症への効果に関しては、血行を高めることによって毛母細胞などの髪の毛に関わる細胞の活性化作用が関わっている可能性が高いです。細胞に対して血液がしっかりと送られるようになることで、細胞自体が活性化するわけです。細胞が元気になれば髪の毛も太く逞しくなります。

外用タイプのミノキシジルは濃度、そして内服タイプは容量のそれぞれが効果に大きく関わっています。

・ミノキシジルの濃度が高い、容量が多い・・・効果が強く出やすい
・ミノキシジルの濃度が低い、容量が少ない・・・効果が出にくい


ミノキシジルの濃度が高かったり容量が多かったりすると、副作用の発生確率もアップするので注意が必要です。

・発毛剤「プロペシア(フィナステリド)」の効果とは?


髪の毛が発毛します。
男性型脱毛症に対してのみ効果があります。

※誰にでも効果があるわけではありません。

プロペシアに含まれている有効成分のことを「フィナステリド」と呼んでいます。
フィナステリドは基本的に内服薬に配合されていますが、最近では外用薬に含まれているケースも出てきました。ただし外用薬に配合されていることで効果を発揮するかは、まだよく分かっていません。

フィナステリドの大きな特徴は、男性の薄毛にしか効果を発揮しない、という部分です。

フィナステリドは体内にある酵素の5αリダクターゼという物質に対してのみ作用します。男性型脱毛症は男性ホルモンのテストステロンと酵素の5αリダクターゼが結合して生み出されるジヒドロテストステロン(DHT)によって発生しているわけです。
5αリダクターゼの活動がフィナステリドによって抑制されるので、結果的にジヒドロテストステロンの分泌量が制限されAGAの改善効果が期待できるのです。

フィナステリドには血行促進作用や頭皮環境を改善させる作用はありません。AGAへの効果しか発揮しないので、女性の服用は認められていないのです。

はげ治療の種類その2|育毛剤


・育毛剤とは?


発毛剤とは異なっており、基本的に育毛効果があるもののことを指しています。要は発毛効果がないものの、一定の育毛系の作用は期待できる、というものなのです。

ただし「育毛剤」と一言で言っても、一つしか種類がないわけではありません。実は2つのタイプに分類されるのです。

・医薬部外品
・化粧品


【医薬部外品とは】

厚生労働省が効果を認めている成分を含んでいるもののことを指しています。
たとえばセンブリエキスやグリチルリチン酸ジカリウム、さらにジフェンヒドラミンなどが該当します。

基本的に販売されている育毛剤の多くが医薬部外品に該当しています。

【化粧品とは】

いわゆる「養毛剤」や「育毛トニック」に分類されているものです。
厚生労働省に認められている成分が配合されておらず、医薬部外品タイプの育毛剤よりも効果が弱いとされています。

ただし近年になって生み出されたキャピキシルやピディオキシジルといった育毛系成分を含んだ育毛剤は、基本的に化粧品に分類されています。化粧品タイプの育毛剤のほうが効果は低い、とは言い切れなくなってきたのです。

化粧品タイプの育毛剤と医薬部外品タイプの育毛剤の違いは、基本的に有効成分が含まれているか、それとも含まれていないかの違いだけです。

・育毛剤の効果とは?


・男性型脱毛剤の改善
・血行促進作用
・頭皮環境の改善作用
・細胞の活性化作用など


育毛剤の効果は発毛剤とは異なって多岐にわたります。そもそも成分がたくさん入っているものが多いのです。特に通販型の育毛剤に関しては30種類や40種類含まれているのが基本となっており、中には50種類から80種類物成分が含まれているものもあります。
成分がたくさん入っているということは、血行促進成分も複数入っていますし、殺菌・抗菌作用のある成分も複数入っています。男性型脱毛症を抑制できる成分も複数入っていると考えられるわけです。

薄毛になる原因が複数絡み合っている、という方もいるでしょう。たとえば男性型脱毛症と血行不良や頭皮環境の悪化が原因で薄毛になっている方もいるのです。
育毛剤であれば様々な効果が得られるので、複数の原因が重なって薄毛になっている方にもしっかりと対応してくれます。

ただし医薬発毛成分が配合されているわけではないの、効果は発毛剤より弱いです。

はげ治療の種類その3|育毛シャンプー


・育毛シャンプーとは?


スカルプシャンプーと呼ばれているものです。
一般のシャンプーとは異なっており、育毛系の成分を配合しています。一般のシャンプーは基本的に洗浄成分と香料などが配合されています。頭皮環境を良くするような成分はあまり重視されていません。基本的に洗い上がりなどが重視されているのです。

スカルプシャンプーに関しては、洗い上がりというよりは頭皮環境を整える作用を重視しています。頭皮を健康的に保つために用いるアイテムなのです。

育毛シャンプーは「アミノ酸シャンプー」というタイプのものが多いです。アミノ酸シャンプーは洗浄力が弱いですが、頭皮に対して優しい、といった特徴があります。

・育毛シャンプーの効果とは?


・保湿効果
・殺菌・抗菌効果
・抗炎症効果
・血行促進効果など


育毛シャンプーは育毛剤に匹敵するような種類の効果が期待できます。しかし残念ながら育毛剤と同様の効果が期待できるわけではありません。シャンプーは最後にすすいでしまいます。どんなに素晴らしい成分を含んでいたとしても、すぐに頭皮からは除去してしまうので、効果は弱いのです。

育毛シャンプーのメインの効果と言ってもよいのが「保湿」です。育毛シャンプーの多くはアミノ酸シャンプーであり、洗浄力が弱いです。頭皮にある皮脂をごっそり取り除くようなことはありません。天然の保湿剤でもある皮脂を頭皮の上に残してくれるわけです。

一般のシャンプーである高級アルコールシャンプーは洗浄力が強すぎるため、多くの方の頭皮は洗髪後に皮脂不足となっています。その結果、頭皮環境の悪化が起こってしまうのです。

育毛シャンプーには頭皮環境の悪化を予防する効果が期待できるわけです。

はげ治療の種類その4|育毛サプリメント


・育毛サプリメントとは?


育毛系の成分を配合したサプリメントです。
ビタミンやミネラル、さらにアミノ酸といった一般的な成分も配合しています。
1日に1回から2回程度飲むようなタイプとなっており、体内から良い作用を得るために用いるわけです。

育毛サプリメントには医薬発毛成分は配合されていません。特に危険性のある物質も配合されていないので安心して利用できます。

・育毛サプリメントの効果とは?


髪の毛が生えやすい環境を整える、というものです。
食事が偏りがちな方が不足しやすい成分を配合しており、結果として頭皮環境を改善したり毛母細胞を活性化させたり、髪の毛の成長をサポートするような効果が期待できるわけです。

ちなみに「ノコギリヤシ」のような男性型脱毛症に対して効果が期待できるような成分が配合されていることもあります。ノコギリヤシはフィナステリドと同様の効果が期待できるとされており、育毛サプリメントは「基本的には効果は弱いものの試してみる価値はある」といった判断も可能です。

はげ治療の種類その5|植毛


・植毛とは?


その名の通り頭皮に毛を植える治療方法です。
ただし植毛には以下の2つの方法があります。

・自毛植毛
・人工毛植毛


【自毛植毛とは】

自分の髪の毛を薄くなった部位に対して移植する方法です。
男性型脱毛症の場合は、後頭部と側頭部の髪の毛は残存します。その髪の毛を利用して、薄くなった前頭部や頭頂部などに移植していくわけです。

自分の髪の毛を植えるので、今後も継続して植毛した部位から髪の毛が生え続けます。

【人工毛植毛とは】

人工の髪の毛を薄くなった部位に移植します。
自分の髪の毛ではないので、移植する本数は自由に設定できます。
ただし人工毛は人体にとっては異物なので、免疫システムが作動し徐々に脱毛してしまうのです。

維持するためには、1年から2年に1回程度のペースで植毛を継続していかなければなりません。

・植毛の効果とは?


確実に見た目が改善します。
人工毛植毛の場合は一定の長さの人工毛を移植するので、植毛した時点から髪の毛が生えているように見えます。
自毛植毛の場合は、植毛した毛はしばらくして一時的に抜けるのである程度の長さまで生え揃うまでには数カ月要します。しかし数カ月かかったとしても、髪の毛が生えていなかった部位から毛が生えてくることには違いがありません。

他の薄毛治療とは異なって、確実性のある効果が期待できるのが植毛なのです。

はげ治療の種類その6|HARG療法


・HARG療法とは?


幹細胞というものを活用し、150種類以上の成長因子を直接的に頭皮に注入することになります。さらにビタミンBやブフロメシル、そしてシスティンも注入していきます。

皮下に直接注入することで、育毛や発毛に必要な成分を確実に毛母細胞や毛乳頭細胞へ届けるわけです。

HARG療法は医療機関でなければ実施できません。さらに日本医療毛髪再生研究会に施術施設として認定されている必要もあるわけです。どんな発毛系クリニックでも施術を受けられるわけではありません。

※HARG療法については「横浜中央クリニック」の「HARG(ハーグ)療法とは?」(http://harg-aga.com/03_about-harg.html)を参考にしました。

・HARG療法の効果とは?


発毛効果が期待できます。
実際に多くのクリニックでかなり高い発毛率が示されているのです。90%を超えていることも珍しくありません。

発毛するまでの平均期間は3ヶ月程度とされており、発毛剤治療よりも効果が発揮される可能性は高い、とされていることもあります。

半年程度までは月に1回から2回の施術を受けていきます。その後は1年に1回程度の施術で維持していくわけですが、他の育毛法や発毛法に比べて費用はかかりません。
ちなみに男性だけではなく女性の薄毛にも効果を発揮することが分かっています。

はげ治療の種類その7|メソセラピー


・メソセラピーとは?


タンパク質に含まれている成長因子などを頭皮に注入していきます。基本的にはHARG療法と同じような施術が実施されるわけです。
メソセラピーで利用されている育毛カクテルには多くの育毛成分が配合されている、といった特徴もあります。HARGカクテルは配合されていませんが、その効果はほぼ同等とされているわけです。

メソセラピーも医療行為となるので、医療機関でなければ実施できません。しかしHARG療法とは異なり、特に制限はありません。何らかの団体に認定されていなければならない、ということもないのです。

・メソセラピーの効果とは?


細胞を元気にする作用があるので、様々な原因の薄毛に対して高い効果を発揮する可能性があります。
ただし誰にでも効果があるとは言い切れません。

HARG療法と同様に、半年程度までは毎月クリニックに通い、その後は年に1回程度の施術で維持していく事になります。

※メソセラピーについては「ハゲラボ」の「育毛メソセラピーの効果とは?【副作用の心配は…】」(http://harg-aga.com/03_about-harg.html)を参考にしました。