薄毛は改善する!?抜け毛予防シャンプーは本当に効くのか?

一時期テレビコマーシャルでも「スカルプシャンプー」と呼ばれているものが良く流れていました。いわゆる育毛シャンプーといったものであり、薄毛を改善させるようなイメージを持っている方も多いのではありませんか。

しかしシャンプーに関しては薄毛を海戦させるほどの力はありません。一方で抜け毛に関しては、多少の効果を発揮してくれる可能性があるのです

こちらでは抜け毛予防シャンプーの効果について徹底的に解説します。薄毛に悩んでおり、その対策としてシャンプーを用いようと思っている方は必見です。

抜け毛予防シャンプーの育毛効果は低い!その理由とは?

・配合している成分に注目しよう

シャンプーに配合されている成分ですが、基本的には洗浄成分となっています。たとえば石鹸シャンプーであれば石鹸が配合されていますし、高級アルコールシャンプーであれば石油系の界面活性剤が入っています。さらにアミノ酸シャンプーにはアミノ酸系の洗浄成分が含まれているのです。
それらの洗浄成分の効果は基本的に頭皮をきれいにする、というものです。髪の毛を生やす、といった目的で配合されているわけではないので、高い育毛効果が得られるわけではありません。

さらに抜け毛予防のシャンプーに関しては、ある程度の効果が期待できるような成分が含まれているものもあります。保湿成分であったり血行促進成分であったりなどが配合されていることもあるのです。

【育毛シャンプーのスカルプDに含まれている配合成分例】

・グリチルリチン酸2K
・ピロクトンオラミン
・サリチル酸
・ニンジンンエキス
・ユーカリ油
・ハッカ油
・オレンジ油スペアミント油
・ホウセンカエキスなど

育毛剤配合されているような成分を見かけるわけですが、やはり力が弱いと言わざるをえません。
基本的には頭皮環境を整えるような効果しか期待できないのです。たとえば毛母細胞や毛乳頭細胞に働きかけて、鴨居の毛が生えやすいような状態にする、といったことは基本的にはできないわけです。

有名なグリチルリチン酸2Kは厚生労働省にも認められている有効成分であり、抗炎症作用があることでも知られています。しかしニキビや肌荒れを抑える機能があるわけで、発毛させるような効果があるわけではありません。
サリチル酸に関しては古い角質を除去できる機能があり、さらに殺菌作用もあります。だからといって、髪の毛が生えてくるか、と言えばそうではありません。そもそもサリチル酸に関してはピーリング効果があるわけですが、お肌に対して一定の刺激を与えてしまう恐れまで指摘されています。育毛シャンプーとはいえ、安全性が確約されているわけではありません。

・そもそもシャンプーはすすぐもの

確かに前述したように抜け毛予防のシャンプーには育毛に役立つような成分は配合されています。しかしその効果が発揮される可能性が低い理由があるのです。その理由とは、シャンプーはすぐに洗いでしまいます。頭皮にその育毛成分などがついている時間は僅かです。
シャンプーは長くても1分から2分程度で終えるものでしょう。1日のうち1分から2分でフサフサになるほど薄毛は甘いものではありません。

育毛剤の場合と比較してみましょう。育毛剤は長期的に頭皮に塗布しておくわけです。塗布してそのままの状態を維持します。そうすることでやっと長時間効果を発揮できます。
仮に1分から2分塗布して、すぐに育毛剤を洗い流してしまっては高い効果が得られるわけもありません。

ただし抜け毛に対してシャンプーは全く効果がないとはいえません。抜け毛を減らせる可能性はわずかながらにあるのです。

抜け毛予防シャンプーに期待できる効果とは?

・頭皮環境の改善

抜け毛予防シャンプーに期待できる効果として、頭皮環境を改善させる、というものがあります。シャンプーは頭皮を洗うものなので、質の良いシャンプーを利用することで頭皮に状態が向上していくわけです。
頭皮の質が向上することで髪の毛も圧倒的に生えやすくなります。

薄毛予防シャンプーがもたらす具体的な効果ですが、以下の様なものがあります。

・頭皮の皮脂がきれいに洗い流される
・頭皮が保湿される
・頭皮の炎症が抑制される

【頭皮が綺麗になる効果について】

まず頭皮が綺麗になるということですが、シャンプーには洗浄成分が配合されています。さらに泡立つので、それらによって頭皮の皮脂や汗、そしてホコリなどの汚れが取り除かれるわけです。頭皮が汚れていると雑菌が繁殖します。菌の中にはニキビを招くようなアクネ菌も存在しており、頭皮環境を著しく悪化させる可能性もあるわけです。

頭皮が綺麗になり雑菌の繁殖が抑制されると、フケや炎症といったものが起こりにくくなります。さらにかゆみなどの発症も抑えられるのです。
頭皮に問題が起こると、髪の毛に送られるべき栄養素が皮膚の修復に利用されてしまうのです。その結果、髪の毛の伸びるスピードが遅れたり、成長しきらなくなったり、といったことが起こる可能性もあるわけです。
抜け毛予防シャンプーによって頭皮が綺麗になると、髪の毛への栄養がスムーズに送られるようになり、抜け毛が減る、ということも十分に考えられます。

【頭皮が保湿される効果について】

頭皮が保湿されるということですが、抜け毛予防シャンプーに配合されている保湿成分が役に立ってくれるのではないか、と思っている方も多いでしょう。確かに保湿成分が役立ってくれている可能性は否定できません。しかし保湿成分ではない部分が役立っている可能性が高いです。
抜け毛予防シャンプーの多くはアミノ酸系のシャンプーとなっています。アミノ酸系のシャンプーは頭皮と同じペーハーの弱酸性となっており、優しく洗いあがるのです。洗浄力もそれほど強くないので、頭皮を刺激してしまうようなこともありません。
注目してほしいのが、洗浄力が一定に制限されている、という部分です。シャンプーは洗浄力が高ければ高いだけ皮脂を皮膚から取り除きます。
皮脂は髪の毛にとって悪者のように語られることが多いわけですが、必ずしも不必要なものではありません。皮脂も我々にとってはなくてはならないものなのです。
頭皮上にあるような皮脂についてはシャンプーできれいに洗い流しても構いません。しかし毛穴の奥にあるような皮脂は、天然の保湿成分として役立っているのです。毛穴の奥にある皮脂まで除去してしまえば、当然お肌は乾燥してしまいます。乾燥肌を招いてしまうわけです。
抜け毛予防シャンプーとしてアミノ酸系シャンプーを利用すれば、頭皮の必要な皮脂は残されることになります。その結果、保湿がされることになり頭皮環境が安定化するわけです。

皮膚は乾燥すると、ちょっとした刺激でダメージを受けてしまいます。肌は潤っていることで刺激に強くなる傾向があり、乾燥肌の方は炎症を越しやすい、といった特徴があります。頭皮が乾燥して炎症を起こしてしまうと、その修繕に髪の毛に利用されるべき栄養が回されてしまうわけです。結果として抜け毛が増えてしまうので、お肌をなるべく保湿された状態を保つ、ということが育毛には大切です。

【炎症の抑制効果について】

抜け毛予防シャンプーにはグリチルリチン酸ジカリウムなどの抗炎症成分が含まれていることも珍しくありません。しかしそれらの成分が頭皮の炎症を抑制しているわけではありません。
前述した頭皮の保湿作用なども関わっています。さらに洗浄力が制限されているので、頭皮に刺激を与えにくい、といったことによって炎症が起きにくくなっているのです。

市販されている一般的なシャンプーを利用すると頭皮が痛くなるような症状が出てきてしまう方も多いです。一般的に販売されている量産タイプのシャンプーは洗浄力が極めて強く、洗い残しなどがあるとどうしても皮膚を痛めてしまうのです。
シャンプーを毎日しているのに頭皮が痒くなるケースが多い、という方はすすぎが甘い可能性があるので十分に気をつけましょう。

少しでも抜け毛予防シャンプーの効果を高めるにはどうしたら良いのか?

・1日に複数回のシャンプーはしないこと

脂性肌の方はどうしても1日に何回もシャンプーをしてしまいます。確かに頭皮がベトベトしているので気持ち悪く感じてしまいますよね。しかしシャンプーの回数は1日に1回に限定しましょう。
どんなに質の良いシャンプーを利用したとしても、何度も洗髪してしまえば頭皮が乾燥してしまいます。頭皮が傷つきやすい状態になってしまうので、髪の毛が育ちにくくなってしまうのです。

どうしても気持ち悪いときには、軽くぬるま湯で頭皮を洗い流すだけにしてください。ちなみにぬるま湯だけでも皮脂は脂なのである程度は洗い流されます。

・シャンプーだけに抜け毛予防は期待しないこと

要は他の育毛対策と併用すべきなのです。

・発毛剤を利用する・・・プロペシア、ミノキシジルなど
・育毛剤を利用する・・・チャップアップ、フィンジア、ブブカなど
・頭皮マッサージを実施する

シャンプーだけでは高い効果を得るのは難しいわけです。確かに多少の結果はえられるかもしれません。しかしすでに薄毛が進行している方にとってはほとんど意味のないような効果しか得られない、ということも考えられるのです。

育毛剤や発毛剤であれば、男性型脱毛症や頭皮環境の悪化が原因による薄毛、さらに血行不良による薄毛にも対抗できます。頭皮マッサージに関しても血行不良による薄毛に対抗できるわけです。

ちなみに抜け毛予防シャンプーの利用ですが、他の育毛方法との併用は全く問題ありません。特に立った副作用が発生するようなことも考えにくいわけです。

・シャンプー後は乾かすこと

抜け毛予防シャンプーだからといって乾燥を怠ってはなりません。頭皮は濡れたままにしてしまうと、雑菌が繁殖してしまうおそれもあるのです。
シャンプーを敷いたあとはしっかりとタオルドライを行い、その上でドライヤーを利用して乾かしてしまいましょう。ただしドライヤーに関しては、頭皮にあまり近づけないようにしてください。熱によって頭皮が傷んでしまう可能性もあるのです。

・継続して利用すること

抜け毛予防シャンプーですが、一般的なシャンプーと比較すると10倍近くしてしまうものもあります。ボトル1本あたり4,000円前後してしまうものなのです。
ですから中には週に1回程度しか利用しない、という方もいます。しかし頭皮環境を良くするためには毎日継続して利用していく必要があります。
抜け毛予防シャンプーによる対策を考えているのであれば、毎日継続的に利用し続けていくことが重要です。