発毛シャンプーってどんなもの?普通のシャンプーとの違いとは?

厳密に言うと、発毛シャンプーというものがありません。発毛シャンプーと呼ばれているのは、育毛シャンプーと呼ばれているもので一般的には「スカルプシャンプー」といった区別をされています。

こちらではその育毛シャンプー(スカルプシャンプー)について詳しくお話しますね。

まずはなぜ発毛シャンプーと呼ばれるものはないのか、さらに育毛シャンプー(スカルプシャンプー)の特徴、そして実際に販売されている育毛シャンプー(スカルプシャンプー)で特に有名なものを幾つか紹介します。

シャンプーによって薄毛をなんとかしたい、と思っている方は必見です。

なぜ発毛シャンプーと呼ばれているものはないのか?

・医薬発毛成分を配合できないから

発毛剤と呼ばれているものがあります、発毛すると認められている医薬発毛成分が含まれています。その医薬発毛成分が配合されていなければ、発毛剤と呼んではいけないのです。

一方でシャンプーに目を向けると、医薬発毛成分が配合されているものはありません。たとえばニゾラールシャンプーというものがあります。こちらは脂漏性皮膚炎などを解消するために、殺菌作用のある医薬成分を配合しています。しかしあくまで配合されているのは殺菌作用のあるものです。発毛成分が配合されているわけではないので、発毛効果はありません。頭皮環境を改善するような作用しかいないのです。

さらに一般のシャンプーにも目を向けてみましょう。そもそもシャンプーというものは、「化粧品」に分類されているものです。化粧品には含めて良い成分と、含めてはいけない成分があります。医薬系の成分はそもそも化粧品には配合してはなりません、もしも配合する場合には、気軽に店舗などでは販売できなくなってしまいます。医薬品扱いになってしまうのです。医療機関取り扱いになってしまったり、ドラッグストアでも薬剤師がいなければ購入できなかったり、といった状態になってしまうわけです。

・そもそも医薬発毛成分を配合しても高い効果が得られない可能性あり

なぜ発毛シャンプーがないか、というところですが、実はシャンプーに発毛系の効果を求めるのは酷、といえるわけです。
たとえば医薬発毛成分の中にはミノキシジルというものがあります。国内であれば、大正製薬の「リアップ」シリーズが有名でしょう。海外ではロゲインやカークランドと行った銘柄のものが有名です。
リアップなどを始めとしたミノキシジル系の発毛剤は基本的に頭皮に塗布して効果を期待するわけですが、塗布したままにしますよね。長時間頭皮をミノキシジルによる影響のもとに置くわけです。要は長時間塗布したままにしなければ効果が得られにくい、ということでもあるのです。

ではシャンプーを見てみましょう。シャンプー剤はどれだけ頭皮に触れているでしょうか。基本的に1日あたり1回の洗髪をすると思います。シャンプー剤が頭皮に触れている時間は、2分から3分程度でしょう。長かったとしても5分程度です。そもそもシャンプーの洗浄成分には刺激があるので、あまり長時間に渡って頭皮に塗布したままには出来ません。育毛剤で塗布したままの状態にして、やっと発毛効果が得られる変えられないかする成分をシャンプーに配合したとしても意味が無いのです。

他にもフィナステリド(プロペシア)やデュタステリド(ザガーロ)といった医薬発毛成分もあります。こちらに関しては、そもそも塗布薬ではありません。内服して効果を得るものです。経皮でも一定の効果が得られると行った話もありますが、やはりシャンプーに配合していたとしてもすぐに洗い流されてしまうので高い効果は得られないわけです。

・シャンプー単体では育毛・発毛は成功しない

育毛シャンプー(スカルプシャンプー)は一時期コマーシャルでよく観かけました。そのTVCMをよくよくチェックしてみると、こんな文章が掲載されているのです。

「他の治療と併用しています」

※スカルプシャンプーのホームページにも掲載されていることがあります。

確かにスカルプシャンプーのCMに出ていた人が薄毛から回復している例はあります。たとえば雨上がり決死隊の宮迫博之さんがその代表でしょう。
宮迫さんも確かにスカルプシャンプーを利用しているでしょう。しかし彼が「飲むタイプの発毛剤」を利用していることが分かっているのです。シャンプーだけでは薄毛を改善させることは出来ません。併用してこそ効果が発揮されるものでもあるのです。

スカルプシャンプーの役割は頭皮環境の改善です。頭皮の状態を良くすることで髪の毛が成長しやすい状態にするわけです。しかし男性型脱毛症の根本原因に対処できるわけではありません。薄毛の根本原因は、また他のアイテムで解決しなければならないわけです。

シャンプーを利用しただけでは髪の毛は生えてこない、といった正しい認識が必要です。

育毛系シャンプー(スカルプシャンプー)の特徴とは?

・洗浄成分のペーハーが弱酸性である

シャンプーのペーハーが酸性と聞いてびっくりしている方もいるかもしれません。酸性といえば、頭皮を傷つけてしまう印象もあるでしょう。1980年代や90年代には、酸性雨を浴びるとハゲる、といったことが盛んに言われていました。

しかし大前提として知っておかなければならないことがあります。我々のお肌というものは「弱酸性」に分類されているのです。なんと驚くことに酸性の性質を持っているわけです。

ですから同じ弱酸性であれば頭皮は刺激を受けません。同じペーハーなので、刺激を受ける、ということもないわけです。酸性であるほうがかえって安全なのです。

気になるのが育毛系シャンプーのペーハーが弱酸性ということどういったところで見分ければよいのか、というところでしょう。実は弱酸性の性質を持っている洗浄成分を配合しているのは、アミノ酸シャンプーと呼ばれているものです。そもそもスカルプシャンプーと呼ばれているもののほとんどはアミノ酸シャンプーとなっているので、スカルプシャンプーを利用している方は基本的にアミノ酸シャンプーを利用していることになります。

【スカルプシャンプー以外の洗浄成分とは】

石油系の界面活性剤を洗浄成分としている高級アルコールシャンプーがあります。高級アルコールシャンプーの洗浄成分のペーハーは基本的に中性です。ややアルカリ性寄りともっているので、頭皮のペーハーとは異なるので一定の刺激があるのです。さらに洗浄力も極めて強いので、頭皮の乾燥を促進してしまう恐れもあるので気をつけましょう。

石鹸系の洗浄成分を利用している石鹸シャンプーもあります。石鹸シャンプーに関しては、頭皮に良いと行った触れ込みで、薄毛の方に勧めているケースもあります。しかし逆効果になってしまう恐れもあるので注意しましょう。
石鹸系の洗浄成分に関しては、問題のペーハーがアルカリ性です。弱酸性の頭皮と触れ合うと中和されて中性になってしまうわけです。いつもと違う頭皮環境になってしまうので、肌荒れになってしまう恐れもあります。
さらに中和されると頭皮の毛穴が開く、といった作用もあります。毛穴の奥の皮脂も洗い流されてしまう恐れがあり、頭皮の乾燥が促進してしまうこともあるので注意してください。

【髪の毛に対する影響にも注目しよう】

スカルプシャンプーのペーハーが弱酸性である、ということは頭皮だけではなく髪の毛にとっても良い結果をもたらしてくれます。
頭皮のペーハーは弱酸性であると述べました。実は髪の毛のペーハーも弱酸性なのです。

髪の毛は弱酸性であればキューティクルは閉じられたままになります。髪の毛の潤いしっかりと髪の毛の内部に保持されるので、つややかなイキイキとした髪の毛になります。
一方で髪の毛が中性やアルカリ性にさらされると、中和されることによりキューティクルが開いてしまいます。内部に保持されていた潤いが逃げてしまうので髪の毛がぱさついてしまったり、まとまりがなくなってしまったりするわけです。

カラーリングやパーマを行うと髪の毛が痛みますが、それもまたキューティクルを開いているからです。高級アルコールシャンプーや石鹸シャンプーを利用し続けてしまうと、カラーリングやパーマを行っているのと同じように髪の毛が痛み続けてしまう恐れもあるので注意しましょう。

・リンスが基本的に不要である

髪の毛が長い方は別ですが、男性である程度短めにしているのであればスカルプシャンプーの後にリンスを使う必要はありません。
そもそもリンスを使うということは、前述したペーハーによるところが大きいのです。たとえば石鹸シャンプーをした後にリンスをしないでいると、髪の毛がごわついて大変です。髪の毛のまとまりもなくなり、櫛通りも悪くなります。髪型もなかなか決まらない、という状態になってしまいます。

もちろんリンス自体にはそれほど育毛を阻害するような機能はありません。しかし頭皮についたままになってしまうと。痒みや炎症などのもとになってしまうおそれもあるのです。
薄毛を促進してしまうかもしれないものを継続的に使用しなくても良くしてくれる、といった特徴がスカルプシャンプーにはあるわけです。

スカルプシャンプーは弱酸性であり、髪の毛も弱酸性です。キューティクルの状態も維持されるので、サラサラしてつややかな髪の毛の状態を維持してくれます。
つややかな髪の毛であれば、ボリュームも感じさせてくれます。髪の毛もセットしやすくなり、薄毛を効率的に隠す事もできるわけです。

・育毛効果が期待できる成分が入っている

育毛成分が入っていたとしても、前述したとおりにシャンプーはすぐに洗い流してしまいます。ですから高い育毛効果が得られるというわけではありませんが、育毛シャンプーには育毛剤のような成分が入っていることが多いのです。

たとえば、頭皮に潤いをもたらしてくれるような保湿成分が配合されていることもあります。頭皮が乾燥してしまうと、ちょっとした刺激でも炎症を起こしてしまいます。頭皮の状態を維持させるためにも、保湿というものは大事です。

抗菌・殺菌作用のある成分が入っていることもあります。頭皮に菌が大量繁殖してしまうと、かゆみの原因になります。ニキビなどの炎症が起きやすくなることもあるのです。抗菌・殺菌系成分が入っていれば、頭皮の状態を維持できるようになります。

血行促進系の成分が入っていることもあります。頭皮の血行が悪ければ、髪の毛を作る細胞に栄養が送られにくくなってしまいます。髪の毛の生成が行われにくくなり、細い毛ばかりになってしまうおそれもあるわけです。血行が促進されれば、毛母細胞など髪の毛に関わる相棒も活性化し、健康的な髪の毛が生えやすくなります。

抗炎症系成分や抗アレルギー系成分が入っていることも多いです。頭皮に炎症が起きたり、アレルギー症状が起こったりしてしまうことを防いでくれます。特にアレルギーは継続して起こる可能性があり、しっかりと押さえ込んでいくことが育毛にも大切です。アレルギー症状がで続けてしまうと、徐々に髪の毛に使われるべき栄養が皮膚の補修に利用されてしまうのです。

珍しいところだと、男性型脱毛症対策ができる成分が配合されていることもあります。基本的には内服系のサプリメントなどで摂取したほうが効果は高いとされているのですが、皮膚の上からも対抗していく、ということは大事です。
男性型脱毛症は特に遺伝性の原因でもありなかなか治りません。育毛剤や発毛剤だけではなく、育毛シャンプーも利用した対抗していく、というのは試みても良いでしょう。

・値段が高い

一般の高級アルコールシャンプーは大量生産が出来るので安価となっています。1ボトルあたり、数百円で売っているものもあります。つめかえ用であれば、100円から200円で売っている、というケースもあるでしょう。ドラッグストアだけではなく一般のスーパーやディスカウントストアなどでも取り扱っているので、販売本数も多いのです。ですから安価に販売できます。

一方の育毛系シャンプーに関しては、1ボトルあたり3,000円から4,000円はしてしまいます。高いものになるとい5,000円近くしてしまうものもあるのです。大量生産できなかったり、販売本数も少なかったりなどの問題もあるので、どうしても高額化してしまうわけです。

育毛系シャンプーがいまいち広がらない一つの理由として値段があります。ただし今後は販売本数も増えていく可能性もあり、販売価格も引き下げられるかもしれません。

・購入できるところが限られている

ドラッグストアやディスカウントストア、そしてスーパーといった一般的な販売店では取り扱いがありません。基本的にインターネット通販で取り扱われていることが多いのです。
実際に目で見て購入できない、といったデメリットがあるのです。

購入する時は実際に利用したことがある方の口コミなどを参考にして決めるのがおすすめです。

・無添加である

添加物は頭皮に対して悪さをしてしまいます。たとえば香料であるとか着色料であるとか、防腐剤はアレルギーを引き起こしてしまう可能性があるのです。

育毛系シャンプーに関しては無添加となっていることが多いです。頭皮へのリスクを徹底的に取り除いているわけです。

育毛系シャンプーは基本的にいい匂いはしないので、女性は物足りなさを少し感じてしまうかもしれません。

育毛系シャンプー(スカルプシャンプー)で有名なものとは?

・チャップアップシャンプー

洗い上がりに定評があります。さっぱりとした洗い上がりであり、頭皮や髪の毛に非常に優しい、といった嬉しい特徴を持っているのです。
そもそもチャップアップは毛髪診断士と美容師の共同開発によって生まれました。髪の毛や頭皮の専門家が製造に関わっているわけです。

しかも多数の成分を配合しています。植物成分が22種類入っており、オーガニック成分も10種類が入っています。

【チャップアップシャンプーの価格】

・通常購入価格・・・4,180円
・定期便・・・3,280円

・ウーマシャンプープレミアム

馬油が配合されていることでも有名な育毛系シャンプーです。
馬油に関しては保湿機能があることが知られており、人間お皮脂に非常に近いので皮膚の隙間に浸透しやすい、といった特徴を持っています。

馬油には髪の毛をつやつやさせる機能もあり、髪の毛を少しでも元気に見せたい、という方からも厚く支持されているのです。

【ウーマシャンプープレミアムの価格】

・通常購入価格・・・4,950円
・定期便・・・3,460円

・スカルプD

もはや説明不要のスカルプシャンプーかもしれません。薄毛を気にしている方だけではなく、一般の方にも抜群の知名度を誇ります。何度もリニューアルをしており、そのたびに配合成分がリニューアルされています。
さらにお肌の状態によって、利用すべき種類が異なります。オイリー肌用のスカルプDもあれば乾燥肌用のスカルプDもあるのです。

【スカルプDの価格】

・通常購入価格・・・3,900円
・定期便・・・3,315円