植毛の副作用とは|痛みや出血・傷跡・腫れ・脱毛など

植毛は薄毛を改善させる一つの方法です。植えた毛が定着すれば、確実に髪の毛が生えてくるので多くの方の希望の星ともなっているわけです。

ただし、植毛と言っても完璧なものではありません。実は幾つもの副作用があるのです。

こちらでは植毛をするとどのような副作用があるのか、ということをお話します。もちろん副作用は全員に起こってしまうわけではありません。しかし、誰にでも発生する可能性はあるものとなっています。

植毛手術を受けようと思っている方は要チェックです。

植毛の副作用その1|痛み

・主に側頭部と後頭部の傷みあり

植毛は、後頭部や側頭部の髪の毛を切り取って移植するものです。頭皮にメスをいれるような手術もあり、術後はしばらく痛みに悩まされる可能性が高いです。
さらに植毛した部位にも痛みが出ます。そもそも植毛手術では出血してしまう事になります。一定の痛みがあるのも当然、と言って良いでしょう。

ただし、植毛手術中は痛みは発生しません。麻酔を利用して施術を行っているからです。

問題は麻酔が切れた施術後です。痛みのピークとされているのが翌朝であり、その後は徐々に痛みは和らいでいくことになります。どうしても痛みが気になるという方は鎮痛剤を利用することになります。植毛をしたクリニックに事前にお願いして鎮痛剤を出してもらう、ということも考えておきましょう。

ちなみに痛みに敏感な方は1週間程度が気になってしまう、ということもあります。痛みに耐えながらの生活はきついと思うので、その場合は1週間程度痛み止めを服用して対応しましょう。

植毛の副作用その2|出血

・植毛した部分から出血する可能性あり

植毛は髪の毛を採取し、頭皮にその髪の毛を植え込む、ということを実施します。皮膚の奥までメスをいれるようなことはありませんが、出血を伴う施術なのです。

出血については、基本的にはにじむ程度です。ダラダラと出てくるようなことはありません。

仮に、大量に出血するようなことがあれば、後頭部のメスを入れた部分の傷跡がぱっくりと開いてしまった可能性があります。その場合はすぐに医療機関を受診してください。

ちなみに植毛した患部を気にして触っていると出血しやすくなるので注意しましょう。なるべく刺激を与えずに過ごしてください。植毛した部位にはたくさんのかさぶたができていると思いますが、無理に剥がしたりはしないでください。出血してしまうのはもちろんですが、定着率を下げることにもなってしまいます。

植毛の副作用その3|傷跡

・FUT法・・・後頭部や側頭部に一直線の傷跡が出来てしまう
・FUE法・・・小さい丸い傷跡が無数の出来てしまう

現状の自毛植毛手術では傷跡ができてしまうのは仕方ありません。FUT法であったとしてもFUE法であったとしても傷跡が残ってしまうのです。

FUT法に関してはメスを使って後頭部や側頭部を横に一直線にカットしていき毛を採取していきます。ですから、後頭部や側頭部に横に一直線の傷跡が出来てしまうのです。

FUE法は毛根ごとにパンチと呼ばれる機材を利用して毛をくり抜いていきます。1ミリ程度の小さい器具を使ってくり抜いていくのですが、白くて丸い傷跡が無数にできてしまうんです。

・髪型に制約が出てきてしまう

植毛手術を受けると、その後の髪型にも注意しなければなりません。傷跡が見えるような髪型がしにくくなってしまうのです。
たとえば、スキンヘッドのするようなことがあれば、傷跡がバッチリと見えてしまいます。手術を受けたように思われてしまうかもしれません。

坊主のような髪型であったとしても、傷跡が見えてしまうわけです。毛を採取した部位によっては、。刈り上げのような髪型もしにくくなってしまいます。

植毛の副作用その4|腫れ

・目の周辺が腫れる

頭皮が腫れると思われがちですが、実は目の周辺が晴れるような副作用が現れることがあります。症状には個人差があり、目の腫れが起きる方もいれば、起きない方もいます。

・両目が腫れる
・片目だけが腫れる
・全く腫れない

上記の3つのうちのいずれかに当てはまることになります。
腫れが起こる理由としては、麻酔などが多い菊関わっているとされています。また高齢であったり、まぶたに近い、いわゆる生え際の植毛を行なったりすると発生しやすい、ともされているのです。

まぶたなど目の周辺だけではなく、おでこが腫れるような症状が出てきてしまう人もいます。

植毛の副作用その5|ショックロス(脱毛)

・ショックロスとは?

ショックロスとは一時的に髪の毛が抜けてしまうことを指しています。一時的なものであり、しばらくすれば改善するものですが、植毛をしたのに植毛前よりも薄毛になってしまうので、焦ってしまう方も多いのです。

・なぜショックロスが発生してしまうのか?

幾つかの原因が指摘されています。

・かさぶたが出来ることによって頭皮が負担を受けるから
・植毛時に行われる麻酔の影響
・植毛することで血流不足が発生する

カサブタに関しては、植毛手術では必ず起こってしまうものです。植毛した部位は出血することになります。出血するとかさぶたが出来るわけです。一時的に頭皮を血が覆うような状態になってしまうので、頭皮が正常な状態はなくなってしまいます。髪の毛にも栄養が送られにくくなってしまい、脱毛が促進されてしまうわけです。

植毛手術には麻酔が必須です。麻酔を李徴しなければ痛くて同仕様もなくなってしまうわけです。麻酔ですいが、一時的ではありますが皮膚なその組織に大きな影響を与えることになります。毛の細胞の働きを一時的に弱めてしまうことになり、脱毛が促されてしまうわけです。

植毛することで、特定の部位に毛が集中する、ということも考えられます。毛がたくさん植えられたとしても、その部位の血管の数は同じなのです。その結果、少ない血液量をたくさんの毛で取り合うような状況になってしまいます。毛を成長させる細胞は血液から栄養を取っているので、毛が育ちにくくなり成長しきる前に脱毛してしまうわけです。
ただし、こちらについては最近では解消されてきています。密度も計算して植毛できるようになってきたのです。

【ショックロスを引き起こしやすい植毛方法】

パンチ式植毛を選択するとショックロスを引き起こしやすいことが分かっています。
パンチ式のケースですが、植毛をするときに周辺の組織を傷つけてしまいやすいのです。仮に植毛をする周辺の毛の毛根を傷つけてしまうと、その毛は二度と生えてこなくなる、という可能性もあるわけです。

・ショックロスを防ぐことは可能なのか?

一つの方法が血行促進です。
植毛直後は不可能ですが、たとえば頭皮マッサージを実施する方法もおすすめでしょう。またミノキシジルのような血行促進成分が含まれている発毛剤や血行促進成分が配合されている育毛剤を利用する、ということもおすすめです。

ちなみに最近ではビタミンCが血管の生成に以下変わっている、といった指摘もされ始めています。ビタミンC配合の育毛剤を利用する、ということを考えても良いかもしれません。

植毛の副作用その6|ピットスカー

・ピットスカーとは?

頭皮が凸凹してしまうことをさしています。主に、植毛した部位の皮膚がみかんの皮のようなボコボコした状態になってしまうわけです。

髪の毛に覆われている状態であれば、特に目立つことはありません。しかし薄毛が進行してしまったり、髪の毛をかきあげたりするときに目立ってしまうこともあるのです。

・なぜピットスカーが発生してしまうのか?

ドクターの植毛技術に問題があります。
ピットスカーは植毛時に毛を深く差し込んでしまいすぎることによって発生するものなのです。また、毛を植え込む切れ目のことをスリットと言いますが、そのスリットと植毛する髪の毛のサイズがマッチングしていないような場合にも起こります。

要は、ピットスカーは防ごうと思えは防げるものなのです。質の高い施術を行っているクリニックや腕のあるドクターのいるクリニックを選択することです。

ちなみに自毛植毛よりも人工毛植毛で発生しやすい副作用として知られています。

・ピットスカーは自然に治ることはあるのか?

ピットスカーは自然に治るようなことはありません。時間がたったとしてもボコボコとした状態が継続してしまうのです。

・ピットスカーが起こりやすい場所とは?

おでこが最もピットスカーが起こりやすい場所として知られています。
皮膚が比較的硬い部位は植毛のリスクが有るのです。
おでこが広い方はどうしてもヘアラインを下げようとします。しかし、ヘアラインを下げすぎてしまうとピットスカーになってしまうかもしれないわけです。なるべくヘアラインは自然なものにすべきです。

植毛の副作用その7|リッジング

・リッジングとは?

植毛した部位が隆起してしまう症状のことを指しています。
最近では植毛技術の進歩によりあまり見られなくなった副作用ですが、以前はよくおこりました。

仮に植毛した部位が隆起していたとしても毛によって見えないので、植毛した本人も気づいていない、というケースが多いです。ただし、毛を書き上げたときや髪の毛が見ずに濡れたときなどに目立ってしまうケースもあり、やはり把握しておくべき植毛の副作用の一つでしょう。

・リッジングは起きる原因とは?

・髪の毛を植えるときに皮膚がダメージを受け、その影響で頭皮が盛り上がってしまう
・毛を植えた事によって物理的に盛り上がってしまう

皮膚を誤って包丁などで切ってしまうと、後々その部分が盛り上がってしまいませんか。実はそれと同じような状況が頭皮でも起こってしまうのです。植毛をする時はスリットと呼ばれる切れ目を入れます。その切れ目はしばらくすれば閉じるわけですが、傷であることには変わりありません。皮膚が修復する段階で盛り上がってしまうことは起こり得ることなのです。
ただし、近年ではスリットのサイズも小さく出来るようになってきたので、リッジングが起きる可能性はだいぶ低くなったのです。

もう一つの原因として、頭皮に毛を植えることによって結果として皮膚が盛り上がってしまう、というものがあります。こちらはスリットが小さい場合に起きる可能性があります。小さいスリットの中に太い毛根などを強引に入れ込んでしまうと皮膚が隆起してしまうわけです。近年ではスリットのサイズもある程度統一されており。こちらのリスクもだいぶなくなってきました。

・リッジングを解消する方法とは?

リッジングを解消する方法として、ステロイド系の外用薬を利用する、といった方法があります。ステロイドには、皮膚を柔らかくするような機能があるのです。頭皮が柔らかくなることで、固く隆起してしまった皮膚が改善します。

しかし、根本的な治療にはなりません。そもそもステロイドも副作用がある薬剤です。皮膚が薄くなりすぎてしまい弱くなってしまうこともあるからです。
リッジングを引きおこさないような技術力を持ったクリニックを選ぶのが唯一の対策方法です。