なぜ髪の毛は抜けるのか|抜け毛の原因を徹底調査!

薄毛になるということは、髪の毛が抜ける、ということです。髪の毛は生え続けていれば薄毛になることはありません。しかし、薄毛になる人は毛が抜けるスパンが短くなってしまうのです。

こちらでは抜け毛の原因を探ります。
まずは通常の髪の毛が抜けるメカニズムについてお話します。

通常の抜け毛|通常のヘアサイクルによって髪の毛が抜ける

・髪の毛の成長期:男性のケース・・・3年から5年程度
・髪の毛の成長期:女性のケース・・・4年なら6年程度

性別によって毛根ごとによる抜け毛が派生するスパンは異なっています。女性の場合は女性ホルモンがあるので、髪の毛の成長期は比較的長くなります。女性ホルモンには髪の毛の成長期を延ばす、といった作用があるわけです。

髪の毛はどんな方であったとしても必ず抜けます。髪の毛は毛母細胞や毛乳頭細胞といったものが関わっているわけです。それらの細胞も行きている間に何度も細胞分裂をしているのです。不必要になった細胞は体外に新陳代謝で皮膚と一緒に排除されます。

髪の毛に関わる細胞である毛母細胞ですが、実は40回程度細胞分裂をすることが分かっています。ですから通常であれば一つの毛根から髪の毛は40回程度抜ける、ということになるわけです。

髪の毛には成長期・退行期・休止期というものがあります。それらが順番にやってくるわけですが、休止期になると脱毛します。そして成長期になると髪の毛が生えてくるわけです。それらを一つの毛根当たり数十回程度に渡って我々は繰り返していきます。

抜け毛があるコト自体は何らおかしいことではありません。髪の毛がフサフサの人であったとしても、毎日ある程度の本数は髪の毛が抜けているのです。

・1日あたりの抜け毛の本数とは?

通常で50本から100本程度です。薄毛になっていない人であったとしても、毎日100本近く抜けている、ということがあるわけです。
さらに季節によっては1日あたりの抜け毛の本数が200本や300本になることも珍しくありません。特に秋口などの季節の変わり目に関しては、抜け毛の本数が多くなる傾向にあります。

1日あたり200本や300本の抜け毛ですが、1週間程度であれば問題ありません。そもそも我々の頭皮には10万本前後の髪の毛が生えているのです。一時的に抜け毛が増えたとしてもすぐに薄毛になることはありません。

※長期的に多い本数の抜け毛が続いてしまっている場合には何らかの問題が起こっています。

・薄毛の発症を抜け毛から確認する方法

太い抜け毛に関しては全く問題ありません。髪の毛がしっかりと成長した上で抜けているので、薄毛が発症しているわけではないのです。

抜け毛が以下のような状態であった場合には注意してください。

・抜け毛が細い
・抜け毛が短い

要は「産毛」のような毛が抜けている場合には、何かしらの問題が髪の毛に起きている可能性が高いわけです。細い毛や短い毛が抜け毛に混ざってきたら何かしらの対策を食べなければなりません。

以下は問題のある抜け毛の原因についてお話します。

男性に最も多い!男性型脱毛症による抜け毛

・遺伝によって髪の毛の成長が阻害されて脱毛してしまう

男性型脱毛症は遺伝が関わっています。男性型脱毛症になる遺伝をされている方のみが発症するのです。
細くて短い抜け毛が多くなるわけですが、そのメカニズムにはジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる物質が関わっています。

男性の体内には睾丸から分泌をされた男性ホルモンの「テストステロン」という物質があります。筋肉を作ったり男性的な機能を維持している大事なものです。さらに酵素の「5αリダクターゼ」と呼ばれる物質も体内にあります。
そのテストステロンとジヒドロテストステロンが結合をしてしまうと、前述した男性型脱毛症の原因となるジヒドロテストステロンが発生してしまうのです。

男性であればテストステロンはもちろん持っています。5αリダクターゼもあります。問題は5αリダクターゼの活性度合いです。
5αリダクターゼが活性化しやすい状態が遺伝されてしまうので、発生するジヒドロテストステロンが増えます。その結果、男性型脱毛症が発症してしまうわけです。

ジヒドロテストステロンには、髪の毛の生成を阻害する作用があります。髪の毛を伸びにくくしてしまったり、発毛をしにくくさせてしまったりするのです。

・父親から遺伝するの?母親から遺伝するの?

意外に思うかもしれませんが、男性型脱毛症は母方遺伝です。しかし母親は男性型脱毛症にはなりませんよね。それは女性なので睾丸がなくテストステロンがほとんど体内にないからです。

特に注目すべきは母親の父親です。母方の祖父が男性型脱毛症であった場合には、高い確率で薄毛になる遺伝がされていることになります。

男性型脱毛症については、家系を遡れば将来的になる確率がある程度分かるのでまずは母方の祖父の頭髪を確認してください。

・なぜ生え際や頭頂部だけが薄くなるのか?

生え際から頭頂部にかけての毛根にジヒドロテストステロンが作用しやすい、といった特徴があるからです。側頭部や後頭部の毛根にはジヒドロテストステロンは作用しません。抜け毛も多くならないのです。
男性型脱毛症の場合は、前頭部から頭頂部にかけての毛根からのみ抜け毛が増えることになります。

女性の抜け毛の主原因|女性ホルモン量の低下(産後脱毛も含む)

・髪の毛が抜けるスパンが短くなる

女性の薄毛の主原因といっても良いのが女性ホルモンの低下です。体内の女性ホルモン量が減ることで、髪の毛が抜けやすくなってしまいます。

女性ホルモンによって抜け毛が増える理由はふたつあります。

・女性ホルモンの低下による髪の毛の成長期の短縮化
・女性ホルモンの低下による血行不良による栄養不足

女性ホルモンにはヘアサイクルの成長期を延ばす、という作用があります。
前述したように、女声と男声ではヘアサイクルの成長期の長さが違うわけです。女性の方が長いのです。
わかり易い例を挙げるとすると、妊娠中があります。妊娠中は女性ホルモンが高まっているわけですが、その影響で髪の毛が抜けにくくなります。その結果、生えている状態の髪の毛が多くなるので髪の毛が増えたような感覚にとらわれるわけです。
しかし出産をすると女性ホルモンは一気に低下します。女性ホルモンによって成長期が伸ばされていた髪の毛は、一気に脱毛へ向かうわけです。これが産後脱毛のメカニズムでもあります。

女性ホルモンの働きとしてもう一つ把握しておくべきなのが、血管を拡張する作用です。女性ホルモンには血行を良くする作用があるのです。髪の毛は血液によって栄養が運ばれることで生えてきます。しかし血行不良になって髪の毛に栄養が送られないようになると、髪の毛が成長しにくくなります。途中で成長がストップして脱毛してしまうケースも有るわけです。栄養不足になった毛母細胞は髪の毛の生成をストップして休眠状態に入ってしまうおそれもあります。

・女性に必ず訪れる更年期と抜け毛の増加

女性は40代なかばになると更年期障害が発症吸えるケースが多くなります。女性ホルモン量が低下をして、体の状態に様々な影響が出てしまうのです。ほてりが出たり、倦怠感が出たり、ということで実際に多くの方が悩まされています。

更年期障害=女性ホルモンの低下、ということなので、女性は40代半ばになると少しずつ抜け毛が増えていき薄毛になります。血行不良によって髪の毛1本1本が細くなり、地肌が露出し始めてしまうのです。

・女性ホルモン低下による薄毛の特徴

抜け毛が増えるということは男性型脱毛症と一緒ですが、薄毛の状態が全く異なります。男性型脱毛症は前頭部や頭頂部など局所的に薄くなるのです。
女性ホルモンの低下による薄毛の場合は、頭髪が全体的に少しずつ薄くなります。局所的に禿げ上がる、ということはありません。

ストレスによる抜け毛の増加

・血行不良によって抜け毛が増えてしまう

ストレスが高まると血管が収縮してしまいます。血管が細くなるので、流れる血液の量が少なくなってしまうわけです。その結果、髪の毛を作る細胞に栄養が送られにくくなり、抜け毛が増えてしまうわけです。

ストレスによる抜け毛に関しては、睡眠が極めて重要になります。しっかりと眠ることでストレスが解消され、ストレスが無くなります。1日あたり7時間程度の睡眠時間を確保しましょう。

・ホルモンバランスが乱れることで抜け毛が増えてしまう

男性型脱毛症を悪化させたり、女性ホルモンの低下による抜け毛を悪化させたりしてしまう恐れがあります。
ストレスが高まることで、自律神経が乱れてしまいます。自律神経とホルモンは密接に結びついているので、自律神経が乱れるとホルモンバランスも乱れてしまうのです。
男性ホルモンが増えすぎてしまったり、女性ホルモンが減りすぎてしまったりすることもあります。

男性型脱毛症の人の男性ホルモンが増えすぎると、ジヒドロテストステロンがより多く分泌されて抜け毛が増えます。
女性の女性ホルモンが低下すると、成長期が短くなって髪の毛が抜けやすくなったり血行不良になって髪の毛が成長しにくくなって抜け毛が増えたりするのです。

食生活の乱れによる抜け毛の増加

・髪の毛の必要な栄養素が足りなくなると抜け毛が増える

髪の毛を生成するためには様々な成分が必要です。髪の毛を作るために絶対的に必要になってくるのがタンパク質です。さらにアミノ酸も必要です。髪の毛の原料となるので少なくなってしまえば髪の毛が生えにくくなり、栄養不足によって髪の毛の成長がストップして脱毛してしまうこともあります。

髪の毛は頭皮とも密接に結びついています。皮膚の生成に関わっている栄養素としてはビタミンやミネラルがあります。それらの成分が減ってしまっても抜け毛の増加を招くのです。

・食べ過ぎにも注意しよう

・甘いもの
・お肉
・脂っこいもの

上記のような食べ物が好きな人は抜け毛が増える恐れがあります。全て皮脂を増加させてしまう恐れがあるのです。皮脂が多く分泌されると、頭皮に菌が繁殖しやすくなります。菌の中にはニキビの原因となるアクネ菌なども隠れているのです。頭皮環境が著しく悪化するおそれもあるので、食生活の内容にも気をつけてください。栄養不足も問題ですが、食べ過ぎも厳禁です。

問題のあるヘアケアによる抜け毛の増加

・パーマやカラーリングによって抜け毛が増える

パーマ液やカラーリングに利用される溶剤については、頭皮に対して強い刺激を持っています。頭皮につけてしまうと炎症を引き起こしてしまうおそれもあるのです。頭皮に問題が発生すると、髪の毛の生成がされにくくなり結果として抜け毛が増加してしまうわけです。

また厳密には抜け毛とはいえないかもしれませんが、布下による抜け毛が増える可能性もあります。パーマやカラーリングはアルカリ性の溶剤となっているので、キューティクルを弱めてしまうのです。髪の毛の強度が弱くなることで切れ毛が発生しやすくなります。

・シャンプーのしすぎにも注意しよう

髪の毛のためにシャンプーをしている、という方も多いでしょう。しかし1日あたり2回以上の洗髪をしている人は要注意です。

1日あたり2回以上の洗髪をしていると、頭皮が刺激に負けてしまう可能性があるのです。シャンプーには洗浄成分が含まれています。その洗浄成分の中には刺激になるものもあり、1日に何度も利用していると頭皮が赤くなってしまうこともあります。痛みを感じてしまうこともあるので注意しましょう。
シャンプーをしすぎると、頭皮から皮脂がなくなって乾燥肌になることもあります。逆に乾燥することで、その状況をどうにかしようとした皮脂腺が大量に皮脂を分泌。結果、脂性肌になってしまうこともあるのです。

紫外線による抜け毛の増加

・季節による抜け毛の増加の原因の一つ

特に秋口の抜け毛の原因となっているのが紫外線です。
紫外線を頭皮が浴びてしまうと、本来は白い頭皮が肌色に焼けてしまうこともあるのです。

日焼けをするということは、皮膚が火傷をしているのと同じことです。ダメージを受けたことになるので、髪の毛が生えにくくなります。髪の毛の生成に利用されるべき栄養素が皮膚の再生に利用されてしまい、髪の毛の成長がストップしてしまうこともあるのです。